ドライマウス

みなさんこんにちは!青葉会事務局の庄子です!仙台市太白区とみざわ駅前歯科をいつもご利用いただきありがとうございます!

 

目が乾燥するドライアイって聞いたことあると思いますが、口が乾燥する「ドライマウス」という病気もあるんですよ。このドライマウスですが実は他の病気のサインかもしれないので油断してはいけないのです。今日は「ドライマウス」について説明していきます!

 

 

ドライマウスとは?

ドライマストは唾液の量が減少し、唾液の質にも異常をきたす病気で、口腔乾燥症といい口の中が乾燥して様々な不快症状を引き起こして生活の質を低下させます。自分がドライマウスか気になりますよね?次の項目にいくつ当てはまるか確認してみて下さい。

・口の乾きが3ヵ月以上毎日続いている。

・あごの下が繰り返し、あるいはいつも腫れている。

・乾いた食べ物を飲み込むときに、しばしば水を飲む。

・水をよく飲む。

・夜間に起きて水を飲む。

・乾いた食品がかみにくい。

・口の中がネバネバする。

・口の中が粘って話しにくい。

・口臭がする。

・義歯で口の中が傷つきやすい。

参考資料:鶴見大学歯学部付属病院ドライマウス専門外来、ドライマウス問診表

何個当てはまりましたか?当てはまる数が多ければ多いほどドライマウスの可能性が高くなります。

 

ドライマウスの原因

ドライマウスの原因としては、糖尿病・放射線障害・脳血管障害・老化・筋力の低下・更年期障害・薬の副作用・ストレス・シェーグレン症候群などがあります。

※シェーグレン症候群・・涙や唾液を作り出している涙腺、唾液腺などの外分泌腺に慢性的に炎症が生じ、涙や唾液の分泌が低下し乾燥症状を呈する疾患です。

特に薬の副作用にによるドライマウスは多くみられます。生活習慣病で薬を複数服用している人はどんどん増えています。ドライマウスが薬の副作用と考えられる時は主治医の先生と相談して薬の種類の変更や量を減らしてもらうようにしてもらう必要があるかもしれません。

また、唾液はあごや舌の筋肉をしっかり動かすと分泌が促進されます。しかし、あごや舌の筋肉を使わないでいると唾液が出ない状態になっていきます。最近はやわらかい食べ物が多いのであまりよくかまないことが多くなりがちでドライマウスの低年齢化も進んでいます。

 

ドライマウスは注意が必要

ドライマウスをただの口の乾燥・・・と思わないようにしましょう。先ほども書いたようにドライマウスは糖尿病やシェーグレン症候群などの病気のサインになります。それから、ドライマウスによって食べ物がスムーズに飲み込めなくなり、誤嚥性肺炎を起こして亡くなる事も珍しくないので注意しましょう。

 

ドライマウスの治療

ドライマウスは糖尿病や更年期障害など色々な要因があるので内科や産婦人科などと連携して考えられる要素をひとつずつ取り除いていきます。歯科では唾液の量の検査などをすることと人口唾液・保湿ジェル・唾液分泌促進剤・口の筋力を鍛えるための口腔体操の指導・・などがあります。もしかしたらドライマウスかも?と思ったらまずは歯科の先生に相談してみましょう。