学校歯科検診

こんにちは。

歯科医師の吉岡です。

もう6月ですね。

あっという間でしたね。

最近は学校の歯科検診がある時期であり、歯科検診の結果の紙を持ってきて初めて歯科医院を受診するお子さんが増えました。初めて歯科医院を受診するお子さんは、緊張しているのがうかがえますが、最終的には上手に歯磨きやフッ素塗布を行えるようになっています。正しいブラッシング方法も指導しています。

学校歯科検診では、

・歯列・咬合(噛み合わせ)・顎関節

・歯垢の状態

・歯肉の状態

・虫歯や抜かなくてはならない歯、虫歯治療を行った歯

などを確認していきます。

 

当院に受診される方で多いのが、歯肉が腫れてチェックが付いてくる子や抜かなくてはいけない乳歯が残っている場合です。

歯垢プラークによって歯肉炎を起こしている子には、歯茎の際を磨くなど衛生士を含め保護者の方にもブラッシング指導を行っています。

よく見かけるのが、下顎の前歯の生え変わりがうまく行かず、乳歯と永久歯が二重に生えて来ている場合です。その際は、歯科医院で乳歯抜歯を行っています。他の部位も同様です。

虫歯治療に関しても時々ありますが、最近はそこまで虫歯は多くない傾向にあります。虫歯治療の際も初めはトレーニングを行い、出来そうであれば少しずつ始めていきます。

また、歯列や噛み合わせに関しても学校歯科検診でチェックを受け相談されることが増えました。その場合は、相談して最善の治療を提案させていただいています。

 

このように学校歯科検診でお子さんの口腔内の状況を初めて把握される保護者の方もいらっしゃると思いますので、不安なことがあれば、一度歯科医院に受診されることをオススメします。

生え変わりが遅い、歯の色が白いなど、どんな些細なことでも保護者は気になるものだと思います。テレビやネットでも多くの情報が流れる時代ですので、調べてかかりつけ歯科の先生にぜひ質問してみてください。

学校歯科検診にくる先生方も少し厳しい目で診査し、口腔環境を見直し歯科医院に受診する良い機会を与えてくれています。

ちなみに、中学3年生までは仙台市では、子ども医療費助成の手続きを行えば、初診は500円、再診は無料になりましたので、学校検診を良いきっかけとし、定期的に長く通える歯科医院を見つけていただければと思います。

当院では、小児のフッ素塗布やシーラント処置も行っていますので、受診に関して気になることがあればお問い合わせください。