食いしばりについて

こんにちは、歯科助手の色川です。
私は今月沢山カフェ巡りをしました。
コーヒーが美味しいところもあれば、デザートが美味しいところもありそのカフェによってコンセプトも違うためとても楽しく充実した休日を過ごすことができました。
みなさんも是非カフェ巡りしてみてください!

さて今回は食いしばりについてお話していきたいと思います。

通常私たちの上下の歯が接触する時間は意外と短く、食事の時間を入れても1日に計15分〜20分間と言われています。
私達は意識していませんが、ほとんどの時間は上と下の歯の間には〖安静位空隙〗と呼ばれる1mm〜3mm程度の隙間ができているんです。
しかし、近年は精神的ストレスにさらされる方が増え、顎の筋肉の過緊張によって何十分間も連続して強くかみしめる習癖をもった患者さんが増えています。
この習癖を食いしばりといいます。

食いしばると、
①歯が揺れだす
②歯が浮いてかめない
③冷たい水がしみる(知覚過敏)
④口の開閉時に顎の関節付近に痛みを感じたり「コキン」という音がしたりする
⑤肩がこる
という症状がでます。

歯周病にすでにかかってる患者さんが食いしばりを始めてしまうと歯周病を急速に悪化させ、歯を支える組織に重大なダメージを与えることがあり注意が必要です。
歯をずらさずにじっとかみしめるのが食いしばりですが、歯ぎしりでも同じことが言えます。

無意識のうちにはじめてしまう食いしばりを自覚することは難しいと思いますがパソコンに集中してたり、机に向かって急ぎの仕事をしてたりする時などちょっと手を休め、食いしばりをしてるかどうか確かめてみてください。

食いしばりをしてることに気づいたら、
20秒〜30秒間ほど上を見あげて筋肉をのばし深呼吸するといくらかでもストレスが和らぎ、
かみしめていた筋肉の緊張が緩むはずです。
普段から上下の歯が接触しない状態を保つように心かげてみてください。

習慣化しても痛みなど自覚症状が現れてないこともあります。
食いしばりの疑いがあると歯科医にいわれ、はじめてその習癖に気づくことさえあるのです。歯を長持ちさせるためにも定期検診で対処法の指導を受け早めに解決してみてください。

いかがでしたか?
実は私も食いしばりをしてることに気づいていなく言われてから気づきました。
自分は大丈夫かな?と心配になった方は1度みてもらうのがいいかもしれません。
なにかわからないことなどがありましたら来院された際になんでもお聞きください。