こんにちは♫仙台市太白区大野田にある「とみざわ駅前歯科」サポーターの西田です^_^
長かった梅雨があけたら暑さ満開ですね💦 こんな状況ですが、今年だからこその夏の楽しみ方で満喫したいと思います(^o^)
さて、今回はシリーズでお伝えしている『CAMBRA 』
CAMBRAとは、CAries Management By Risk Assessment :リスク評価に基づくう蝕管理のことで、アメリカで主流となっている考え方です。
3月にアメリカに行き、このCAMBRAについてセミナー受講を予定しておりましたが、コロナウイルス感染拡大の影響で延期になっているため、予習を進め学びを深めていきたいと思っております✌️
前回は、う蝕のリスク因子についてお伝えしました。口腔内装置や身体的な病気もリスクのひとつですよ〜 とお話ししましたが、怖いことばっかりではなく、「じゃ、どうやったら虫歯は予防できるの?」という対策編をお伝えしていきますね♫
『防御因子』・・・単純に定義すると、患者が病気に向かうよりも、健康に向かうことにかかわる因子のこと。たとえば、健康的なしょくじや運動は心疾患に対しての防御因子を利用した食事療法や運動療法がすでに利用されています。歯科においても、防御因子を利用した療法は多数存在し、現在の虚空環境のアンバランスの修正だけでなく、将来的な口腔環境のアンバランス予防にもつながります。
pHの中和
フッ化物
キシリトール
抗菌剤
これらの防御因子について、詳細にお伝えしていきます^_^
まずは、pHの中和
pHとは、物質の酸性またはアルカリ性の度合いを示す数値です。
ちなみに・・・
pH0はバッテリー液
pH1は胃酸
pH2はレモンジュースや酢
⇩
pH9は重曹
pH10は歯科治療用の洗口液
pH12で石鹸水
といった感じです。
数字が低いほど物質はより酸性になり、数字が高いほど物質はよりアルカリ性になります。
pH7である『水』は中性です。
口腔内では、pHが5.5を下回ると、歯の脱灰が始まり、逆に5.5以上になれば歯の再石灰化が誘導されます。
飲食によってお口の中は、酸性に傾き、pHが低下します。唾液の力によってpHが高まり、中和へと導かれますが、これが、頻繁に酸性に傾く → 飲食の頻度が多い。あるいは、酸性に傾いている時間が長い → ながら食べなど、食事の時間がダラダラと長い、飴など。
プラークのpHが7.0以上に保たれていると、たとえ糖分をとったとしても、細菌が耐酸性菌やう蝕病原性細菌に変化することが抑制されるのです。つまり、口腔内を常に中性またはアルカリ性に保つことができれば、砂糖や食物、酸性飲料を摂っても、プラーク中の細菌は、う蝕病原性細菌へ変化せず、しかも善玉菌も死滅しないのです。
たまーに、砂糖類を多く含んだ飲食物を好んで摂る方で、ブラッシングも不十分なのに、虫歯ができづらい方がいらっしゃいます。 これは、まさに口腔内のpHバランスが健全なためなのです。
pH8〜11のアルカリpH療法製品を毎日使用することでう蝕病原性細菌からなる細菌叢を正常な細菌叢へと戻していくことができます。
pH中和剤を含んだスプレーやゲル、ガムを使用することで、飲食によって低下したpHを上昇されることができます。
pHの中和法は、病的な細菌叢への変化の予防や正常な細菌叢への変化の促進において安全で効果的なので、乳幼児を含む全ての年齢層に利用できます。
pHの中和
をお伝えするだけで、こんなに長〜くなりました^^;
次回以降に
フッ化物
キシリトール
抗菌剤
これらについてお伝えしていきますね♫
それでは、みなさま夏バテ、熱中症に気をつけて夏をお楽しみください💙