乾燥しやすい秋のお口トラブル

こんにちは😃

仙台市太白区とみざわ駅前歯科、歯科衛生士の加藤です!

もうすっかり秋になりましたね!

寒くて乾燥しやすい時期、お口も乾燥によるトラブルがあります!

ふとしたときに、口腔内の唾液が不足し、口腔内が乾燥しているように感じることはありませんか。 口の中の唾液が減少し、乾燥する症状をドライマウスといいます。「単に口の中が乾いているだけ」と考える方も多いのですが、実はドライマウスはさまざまなトラブルを引き起こします。

ドライマウスによる弊害

健康な成人の場合、唾液は1日に平均1.5リットルほど分泌されます。ドライマウスは何らかの理由によって唾液が減少し、口腔内が乾燥した状態です。「口腔乾燥症」とも呼ばれており、女性に多く現れる症状です。

唾液の分泌は口腔内の健康維持に大きく関わっています。そのため、唾液が減少してドライマウスになると、さまざまなトラブルが現れるようになります。

虫歯・歯周病の発症リスクが高まる

唾液には、口腔内の汚れを洗い流して衛生を保つ作用があります。そのため、ドライマウスになると口腔内の衛生が維持できなくなり、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。

食事が困難になる

唾液には、味蕾(みらい)と呼ばれる味を感じる組織に味物質を届ける役割があります。そのため、唾液が少なくなると食べ物の味がわからなくなり、味覚障害に陥ります。

舌の痛み・ひび割れが発生する

ドライマウスにより口腔内の潤いが失われると、舌がひび割れて、痛みを伴うようになります。

口臭が悪化する

唾液には口の中を洗浄する自浄作用があります。ドライマウスになると唾液の自浄作用が働かなくなるため、口腔内に汚れが溜まりやすくなり、口臭が悪化してしまいます。

ドライマウスの原因

ドライマウスの原因には、実にさまざまなものが挙げられます。


緊張・ストレス

口呼吸

薬の副作用

放射線治療による影響

口腔周辺の筋力の低下

があります!

ドライマウスを予防するために、

こまめに水分補給する

唾液には様々な成分が含まれていますが、その大半は水分です。つまり、水分不足に陥ると唾液が生成されませんので、こまめな水分補給を心掛けることが大切です。

キシリトールガムを噛む

ガムを噛んで唾液腺を刺激することは、唾液の分泌促進につながります。なお、ガムはキシリトール配合のものを選ぶようにし、虫歯予防にも配慮しましょう。

鼻呼吸を意識する

口呼吸の原因はさまざまですが、普段から意識して鼻呼吸を心掛けることも、ドライマウスを防ぐ上で重要なことです。

誰にでもなりやすいので、日頃からできる予防対策をしていきましょう