♪♬コン・コン・根っ治~♬♪ 歯科の7不思議『どうして何回もかかるの❓』根治編

こんにちは♬ とみざわ駅前歯科サポーターの西田です!

少しずつ暖かくなってきましたね~☀️ これで花粉が落ち着いてくれれば言うことなしです。春は出会いと別れの季節。

医療法人社団青葉会でも4月からドクター・歯科衛生士・歯科助手が新たに仲間入りします。教育カリキュラムを改善したり、マンツーマンの教育システムなので、担当者を決めたり、真新しい制服を準備したりと大忙しです。

さらに、うちでは『新人研修合宿』があるんです!!

合宿と聞くと学校みたいですよね😃 3泊4日たーっぷりの内容です。どんな職種の方でも新人が入った際に、業務をしながらだとなかなか教えられない・・とか、忙しそうで先輩に聞きづらい・・ということはないでしょうか??

歯科診療の現場でも、そういった状況が多く発生します。でも、医療の現場でのミスは患者さんの危険に直結します。安心安全の歯科医療を提供するためには、たとえ新人でも妥協は許されません。

だからこそ、教育を徹底します。教わる側にとっても、無理のない環境で、理論、作用、治療の流れ、器具の特性など本当に細かく。。

この合宿、実はとっても好評なんです

しっかり教われる、ということはもちろんですが、「同期と仲良くなれる」「青葉会をよく知ることができた」「スポーツしたり、ご飯を食べたり、学校みたいで楽しく過ごせた」という声も🤗

『患者さんを笑顔にするためには、まず自分が笑顔でいること』

そして、「スタッフを笑顔にするため」青葉会はこれからも教育に力を入れ、思いやりのある素敵な笑顔の医療人を育ててまいります!

 

さて、本題です。今回のテーマは『根治』どうして何回もかかるの?

根治とは『根管治療』の略。

根管=根っこの管(歯髄のある)を治療することです。

 

根管治療が必要な主なケースとは??

『歯髄炎』

歯髄に炎症が起きている状態です。

C3歯髄に達する虫歯。

知覚過敏で歯髄を継続的に刺激し歯髄炎に至る。

不正咬合。

これらの原因で歯髄炎が起きるとなかなかの痛みです。

この痛みを取り除くために「抜髄」と呼ばれる歯髄を取り除く根管治療を行うのです。

 

『感染根管治療』

歯髄炎がさらに進行し、歯髄が壊死し根管の先に膿が溜まった状態です。

歯髄と周りの感染を綺麗にしていく治療。

 

『再根管治療』

既に根管治療がされいる根に再び感染が起こり、再治療が必要なケースです。

以前の根管治療時に細菌が残ってしまい、繁殖した状態です。

 

根管治療は根管内を徹底的に洗浄・消毒し薬を充填する作業を綺麗になるまで繰り返します。

特に、感染がひどい時、根幹が曲がっていてなかなか進まない時など難易度は上がり、回数が増えるケースもあります。

歯によっても、根っこの本数や長さ、人によってその曲がりなども違います。

再根治では、回数が多くなる傾向もあるようです。

 

ラバーダム防湿と言われるもので唾液や細菌の侵入を防いだり、マイクロスコープで視野を拡大し、緻密な根管治療を行うケースもあります。

 

1本の歯の治療でなんでこんなに回数がかかるの??と感じるかもしれませんが、虫歯が歯髄に達するかどうか? 歯髄炎にまで達するか?

で運命は変わるのです。。。

さらに、根幹治療が終わっても、コアと呼ばれる土台を立てて、さらに被せ物の型取りをしてSETする行程も待っているので、患者さんの通院回数も増えるわけです。

 

決してやってはいけないこと!!それは・・

根幹治療の途中で歯科治療を中断すること

根管治療中は仮づめで過ごします。その仮りづめが外れれば細菌は入り放題💦 さらに薄くなっている歯質が噛んだ物によって欠けたりしたら

キャー😭 抜歯になってしまう可能性も・・・

 

ここだけの話。本当にここだけの話ですよ。

私、中断してしまったことがあるんです。。 だから身を持って実感します。

激痛と腫れで再受診した際の治療期間の長さ。。さらに、私の場合は感染が根の先に大きく広がり嚢胞となり、、外科的な処置にまで至ってしまいました。処置後のほっぺの腫れや痛みは忘れられません。。

だから、声を大にして言います!

まずは根管治療に至らないようホームケアと定期検診で健口を保つこと。そして、根管治療になってしまっても、必ず歯科医師の指示に従い、最後まで治療を完結することが大切です。

1本1本の歯全てが大切です。

皆さんの大切な歯を守るため、今日もとみざわ駅前歯科は頑張ります❗️