お口ポカーンとしている子は要注意!

こんにちは、衛生士の富岡です🎎
先日家族で関西に家族旅行に行ってきました。神戸市や大阪市内など様々な観光地を巡ることができました。今回行けなかったところもあるのでまた、旅行できたらなーと思います😊

今回は口腔機能発達不全症についてお話しします。

口腔機能とは、咀嚼、嚥下、構音、唾液、感覚などで、呼吸する、話す、咬む、飲み込む。、表情を作る、唾液の分泌、味を感じることを言います。食べることの段階的な学習を通して獲得するため、乳幼児期・学童期での成長がかなり大切になります。

口腔機能発達不全症とは、「食べる機能」「話す機能」その他の機能が十分の発達していないか、正常に機能獲得ができておらず、摂食機能障害の明らかな原因疾患がなく、口腔機能の定型発達において個人的因子あるいは環境的因子に専門的な関与が必要な状況ことを言います。(日本歯科医学会:口腔機能発達不全症の基本的な考え方)

例えば、テレビを見ていたり遊んでいる時にお口がポカーンと開いていたり、舌足らずな発音、猫背など姿勢が悪いお子さんは要注意です⚠️

近年では子供の3〜5割に口腔機能発達不全症がみられていて、特殊なものはではありません。何か特別な治療を行う必要があるわけでもなく、日常生活での筋力のトレーニングを行って、成長の発達を促していくものになります。

お口をポカーンと開けてしまう癖がある子は…
唇を閉じることが難しくなり、口腔乾燥による虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。口呼吸にもなるため呼吸機能にも問題が生じます。
次に口を開けたままにしていると舌を前に出す癖も出てしまい嚥下機能低下(飲み込み)や構音機能も低下してしまいます。
最終的に永久歯に生え変わった際の歯並びに影響が出てしまい、奥歯だけ噛み合って前歯が噛み合わなくなりお肉などを噛みきれなくなることで咀嚼機能も低下してしまいます。

1つの習癖から様々な機能に悪影響を及ぼしてしまいます。

食事している時にお口を開けてぺちゃくちゃ食べていないかやなかなか飲み込めずにいないか、飲み込む速度が速い遅いなどをみてあげてください。他にも指しゃぶりや爪や唇を噛んだり、舌を出していないかも注意してみてあげてください。

もしこのような習癖がある際は、早めに歯科医院を受診して診断してもらいましょう。早期発見でお子さんの将来のお口をサポートすることができます!唇や舌などの筋肉のトレーニングをすることで少しずつ習癖がなくなることがあるため、おうちでの時間に視点を変えてお子さんを見てあげてみてください😌