こんにちは、衛生士の富岡です☔️
今年も梅雨の時期の暑さが厳しいですね😥
涼しさを感じるために、先日初めて秋保大滝に行ってきました!滝つぼまで行き、近くでマイナスイオンを感じられました。滝の良さを知ることができて嬉しかったですし、自然を感じられる観光地があることっていいですね😊
帰りはジェラートを食べて、さいちにも寄りおはぎを買って帰りました😅
さて、今回は唾液についてお話しさせていただきます。
刺激的なものを見た時や口に入れる際など、唾液がたくさん出てきますよね。お口の中のどこから唾液が出てくるか、皆さんは知っていますか?
唾液が出てくる場所は上の奥歯の粘膜のあたりと下の奥歯のあたりと舌の下です。この3箇所が代表的な大唾液腺と言われるものです。
1日の分泌量は1000〜1500mLと言われ、寝ている時や食事などの刺激によって分泌されます。
唾液の99%以上が水分で他にカリウムやナトリウムなども含まれます。
唾液にはさまざまな機能があります。唾液が少ないと、虫歯や歯周病が進行してしまったり、食事や発音なども難しくなります。唾液の11この作用についてお話しします。
①消化作用
唾液アミラーゼ(消化酵素)がデンプンを分解する。
②潤滑作用
ムチン(粘液物質)などが口の粘膜を滑らかにし、飲み込みや発音を円滑にする。
③粘膜保護作用
ムチンやシスタチンSが粘膜を被覆し、乾燥を防いだり、酸やアルカリなどの化学物質などの影響を緩和する。
④味覚作用
唾液に溶かされた飲食物の味物質が味蕾(舌の味覚細胞)と結合し味覚が生じる。食欲、消化酵素の分泌、消化管運動を亢進する。
⑤排泄作用
体内に入った薬や化学物質、重金属の濃度が高いと唾液中に排泄される。
⑥水分代謝作用
脱水状態になると唾液の分泌速度が遅くなり、飲水行動を促進する。
⑦浄化(自浄)作用
唾液よって溶かされた飲食物や食べかすなどを洗い流す。
⑧抗菌作用
細菌を殺菌する成分や細菌の発育を抑制する成分がある。
⑨歯質保護作用
唾液のタンパク質などで歯の表面に歯を保護するペリクルという膜を形成し、酸から歯を保護する。
⑩緩衝作用
口の中が中性から酸性に傾いてしまった時に重炭酸塩やリン酸塩などによって、中性に戻す。
⑪再石灰化作用
酸によって溶かされてしまった歯質(脱灰)をカルシウムイオンやリン酸イオンによって、その部位の再石灰化をすることができる。
唾液には11種類もの機能があります。お口の中を清潔に保つためには唾液が必要不可欠です!年齢が上がるにつれ唾液の分泌量は低下し、服用しているお薬の副作用でも分泌量が低下することがあります。
また、夏は体の中の水分がなくなりやすく、熱中症や口渇になりやすいため、こまめに水分補給をしましょう!!