物が詰まったら

こんにちは。
歯科医師の吉岡です。
仙台に越してきて3年以上が経ちました。
だいぶ仙台に慣れてきました。
東北なだけあって最初は寒く感じましたけど、周りの友達には暖かい方だと言ってました。
東北地方の中では、雪も少ないと言うことだったらしいです笑笑。

ところで、学校歯科検診の紙を持ってくる患児も増えてきました。
虫歯があった子もなかった子も歯磨き頑張りましょう!
意外に歯茎の腫れ、歯垢にチェック絵を付けられている子も多いですね。

物が詰まると言えば、歯につまったり、のどに詰まることがあります。
のどに物が詰まった時の対処法を説明します。
背部叩打法と腹部突き上げ法(ハイムリック法)があります。
①背部叩打法
 患者の後ろから手のひらで背中の真ん中をなん度も強く叩く方法。

②腹部突き上げ法(ハイムリック法)
患者の後ろに回って、ヘソの上を握り拳を握って手前の上方に突き上げます。

・子供が対象の場合
 背部叩打法のみを行なっていきます。

実際に喉に詰まらせて、息をできなくなっている小児や高齢者を見かけることがあるかもしれません。
救急車が来る前に何らかのこのような対応が出来れば、良いと思います。

また、歯に物が詰まるのにも様々な要因があると考えます。
①虫歯がある
②詰め物があっていない
③歯周病の進行
④歯並び、歯の形態
このようにいくつか考えられます。

いつも同じところに挟まると言う方は、一度歯科医院に受診することをオススメいたします。
物が詰まった状態をそのままにはせず、糸ようじ(フロス)、歯間ブラシなどを使用して口腔内を清潔に保ちましょう。
そのまま放置すると、虫歯が大きくなったり、歯周病も進行します。
痛みなどの症状がなくても、お気軽にご相談ください。

フロスの使い方についても説明します。
持ち手付きと指に巻くタイプがあります。
持ち手がついている方が使いやすいと思うので、最初はそっちを選びましょう。
どちらも左右に揺らしながら、歯と歯の間を擦るのがポイントです。
1日1回やると良いでしょう。

小児から高齢者までフロス、歯間ブラシなど口腔清掃器具を駆使して、清潔に保ちましょう。
当院では、清掃用器具の使い方の指導も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

歯科医院一丸となって、患者様のお口の健康を守っていけるようにスタッフ一同頑張って参ります。
何か細かいことでも不安なことがありましたら、ご連絡ください。よろしくお願いいたします。