フィッシャーシーラントとは

こんにちは。
歯科医師の吉岡です。
最近は、とてつもなく暑い日が続いてますね。
世界的にも暑くなってきているらしいですね。
当院も冷房での温度調節を行なっております。
入室直後はちょうどよく感じても、治療中に冷えてくることもると思います。
温度管理にはできる限り気を配っております。
ブランケットなども準備がありますので、遠慮なく温度調整に関してお伝えいただければと思います。

また、夏休みに入り、お子さん連れの患者さんも増えてきました。
託児室も完備しておりますので、夏休み期間にお使いいただいて、ご家族で受診される方も多いです。
お使いいただく際は、予約が必要になりますので、お声がけください。

さて、本題に入ります。
フィッシャーシーラントに関してです。
フィッシャーシーラントとは、予防填塞ともいいます。
主に16歳までの患者さんに行います。(歯の萌出時期によって少し変わります。)
虫歯の好発する奥歯の咬む面の溝を予防填塞材であらかじめ遮断してしまうものです。
そうすることで、プラーク(汚れ)が溝に留まらなくなり、結果的に虫歯予防になっていきます。

当院では、このフィッシャーシーラント(予防填塞)を行なっております。
削って詰めているわけではないので、時に外れたりもしますが、虫歯リスクの高いところに行うことで虫歯予防が期待できます。
具体的にどんなところにフィッシャーシーラント(予防填塞)を行なっていくか?
①歯の噛む面の溝
②盲孔と言われるところ(主に上の前歯の裏)
③癒合歯と言われる歯の溝
④中心結節と言われる突起の周り
このようなところに行ったりします。
適応症例は、割と多いですので、歯科医院で相談してみて下さい。

小さなお子さんでも十分に上手にできると思います。
また、シーラント(予防填塞)を行うことでお子さんにも上手に歯医者さんの治療ができたという達成感にもなり、歯医者への恐怖心も減少し、協力的に行えるようになったりもします。
虫歯になってしまうと、麻酔や歯を切削する器具を使うことになり、低年齢の場合は治療が難しくなってきます。そのためにも、シーラントやフッ素で虫歯予防を行っていくことがより重要です。

フィッシャーシーラントを行っている歯科医院も多くあると思いますので、お近くの歯科医院に聞いてみてもいいと思います。
分からないこと不安なことがあれば、ご連絡ください。
夏休みも始まったばかりですが、熱中症や甘いものの摂りすぎ、怪我には気を付けて下さい。