インプラントはなぜ骨にくっつくの?

こんにちは😃 とみざわ駅前歯科サポーターの西田でっす
朝晩の風がやっと秋の気配がしてきましたね
秋大好きです❤️ 食欲の秋🌰 湿気が苦手なので乾燥具合も心地よいです😄
スポーツの秋でもありますね🏃‍♀️ 私は七年くらいヨガを続けています。さらに最近キックボクシングを習い始めました🥊
最高に気持ち良いです!トレーナーさんが受けてくれるミット打ちのバシンっという音が最高です。
汗をかけない日は気持ち悪くなる体になってしまっています😅

今日のテーマ
『インプラントはなぜ骨にくっつくの?』
自分のインプラントオペが迫ってきている中、インプラントへの関心がさらに高まっているので、今日は「なぜ人工物であるインプラント体(フィクスチャー)が骨に結合(オステオインテグレーション)するのか?」についてお伝えしますね♬

オステオインテグレーションとは、歯科用インプラントが顎骨にしっかり結合している状態を言い、ギリシャ語で骨を意味するosteonと英語で統合を意味するintegrationからなる造語です。
オステオインテグレーションの発見は偶然でした。1952年にスウェーデンの医学教授であるブローネマルクが、微小血流の観察実験のためにウサギの脛骨にチタン製の生体顕微鏡を取り付け、実験後にその器具を外そうとしたところ、骨と結合し外れなくなったことから発見されました。
ブローネマルクはオステオインテグレーションを、光学顕微鏡において、インプラントが生活を営む骨組織と少しの軟組織の介在もなく接触し、その状態が持続していることと定義しました。
(かさはら歯科医院 2018年ブログより)

偶然の発見だったんですね〜
それが今のインプラント治療につながり、多くの人のお口の健康を支えているなんて感激です✨

インプラント体は埋入から、早くて2、3ヶ月・・  
半年以内には結合すると言われています。(下顎の方が結合は早いのです)

インプラント手術の際は、歯肉を剥離(もしくは穴を開けて)して骨(歯槽骨)が剥き出しの状態にします。
そして、インプラント体の太さにちょうど良い大きさの穴を、インプラント体の長さに合わせた深さまで掘っていきます。
その穴にインプラント体(フィクスチャー)を埋めていきます。

ネジ状のフィクスチャーであることに加えて、生体親和性の良い材料を入れることで、穴を開けられ傷つけられた骨が再生する過程でインプラント体と結合します。
歯科では、そもそもお口の中に入れる材料には「生体親和性」を重視した材料が多いのですが、代表的なものとして『チタン』があります。
人工股関節もチタンで作られていますね。
インプラント体もチタンやチタンにHA(ハイドロキシアパタイト)を施したものなどが採用されています。

身体に異物が入ると、人体は排除しようとする働きが生じます。 くっつきやすい形状、生体親和性を高め、いかに取り込んでもらうか、が大切なんですね😆

土台となる骨(歯槽骨)がしっかりとしていることも大切ですね。
植物だって、土がしっかり(量と密度、質)していなければ、根っこは育ちませんね。

そう考えると、やっぱり歯槽骨って大事ですね✨
歯槽骨が溶けて吸収されてしまう「歯周病」は大敵です!

歯周治療としてのPMTC(プロによる機械的な歯のクリーニング)が必須です!!