被せ物・詰め物の世界 〜インレー編〜

こんにちは!とみざわ駅前歯科サポーターの西田でっす♬ 梅雨に負けず、今日も元気です!!

今回は、たくさんある補綴物の世界から一部をご紹介いたします。

補綴(ほてつ)とは??

→ 歯が欠けたりなくなったりした場合にクラウンや入れ歯などの人工物で補うことを言います。紀元前2000年くらいの遺跡から発掘された入れ歯が見つかっていることからも古くからの治療法と言えます。

 

虫歯になって部分的に削り、1週間後に詰め物が入りますね〜と言われたら・・

「インレー」→虫歯を削った後の穴(窩洞)にはめ込む詰め物。元の虫歯の状態次第で大きさや形が異なり、補綴後にしっかりともつように歯科医師は形成します。小臼歯(真ん中から数えて4番目の歯)以降の歯に対して、C2程度の虫歯の際によく行われる治療法です。

当院で扱っているインレーの種類は大きく分けると・・  銀色・金色・白色の3色からの選択です。

①保険適用の銀色のインレー  「金銀パラジウム合金」と呼ばれる12%の金と他に銀・パラジウムなどが含まれる非貴金属です。メリットは保険適用なので、負担が少なく済むこと。ただ、デメリットが大きく・・銀色の金属色が目立つことや天然歯に対して固すぎること、何より金属アレルギーの可能性があります。

②自由診療のセラミックインレー  「セラミック(陶器)」の詰め物です。金属を一切使わず、透明感があり見た目が綺麗。 プラークなどの汚れが付きづらく清潔(再度虫歯になるリスクを減らせます。)そして、半永久的に色が変わらないので、長く美しい状態を保つことができるのです。デメリットとしては、形態や噛む物によっては欠けたり、割れたりするリスクがあります。陶器の皿もぶつけると欠けてしまいますよね。ですから、食べ物の種類や歯の使い方(瓶のふたを歯で開けるなんてことは厳禁ですね。)に注意が必要です。

③ゴールドインレー  金合金で作られた貴金属です。ゴールド自体は薄く伸びやすい金属で操作性が良い。表面が滑らかで汚れが付きづらく、舌触りもなめらか。そして、もちの良さが最大の魅力です。柔らかい金属で天然歯を傷めません。デメリットとして、金属色が目立つ可能性があることや熱の伝導率が高く、冷たいもの熱いものの刺激が歯の神経に伝わりやすい可能性があります。 ちなみに私は、迷わずゴールドインレーを選択します! 噛み合わせにやさしく長く使えるゴールドファンです♬

 

「インレー」一つをとってもそれぞれの治療法ごとにメリット・デメリットがあります。何を最優先するか?を考えてみてください。

・審美(見た目)

・健康観(アレルギーが起こりづらい)

・機能性・耐久性

・経済性

上記のポイントから「この歯の治療において、ご自身が優先されるもの」を2つ選んでいただく→トリートメントコーディネーターがその回答に応じてニーズに合ったものをご提案させていただきます。治療方法は選べる時代です! お身体の健康のためにより良いものをご選択いただき、長く健康的な生活を送っていただきたいです♬

いつでもご相談ください!!