こんにちは。院長の吉岡です。
今年は雨が少なく、夏は暑い日が続きますね。
この季節になると毎年話題になるのが「熱中症」。
こまめな水分補給、涼しい場所での休憩、日傘や帽子での対策…気をつけている方も多いと思います。
でも実は、熱中症と“お口の健康”にも意外な関係があるんです!

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◆熱中症で「だ液」が減る

熱中症になると、体の水分がどんどん失われていきます。
実は、だ液の分泌もその影響を大きく受けるんです。だ液が減ると、口の中が乾きやすくなり、

むし歯菌や歯周病菌が増えやすくなる
口臭が気になりやすくなる
食べ物が飲み込みづらくなる
…といったトラブルにつながります。

◆「甘い飲み物」がむし歯を呼ぶ

熱中症対策のために、スポーツドリンクや清涼飲料水をよく飲んでいる方も多いはずです。
でもこれ、実はかなり糖分が多いんです。
甘い飲み物をダラダラ飲み続けていると、口の中がずっと“糖で満たされた状態”に。これがむし歯菌にとって最高の環境なんです。

「熱中症予防=むし歯リスク増大」になってしまうこともあります。しかし、スポーツドリンクにはミネラルや塩分が含まれているため、汗などで電解質が乱れやすい時期にはスポーツドリンクは欠かせませんよね。そのため、飲んだあとは軽くうがいすると安心です。

◆口が開きっぱなし問題

暑くてマスクがつらい季節、外では無意識に“口呼吸”になっていませんか?
口で呼吸していると、口の中が乾きやすく、だ液の減少や歯ぐきの炎症につながることも。
意識して「鼻で呼吸する」ことを心がけましょう!

◆歯ぐきが弱る

夏の暑さで食欲が落ちると、栄養が偏って歯ぐきの状態も悪化しやすくなります。
特にビタミン不足は要注意。歯ぐきが腫れたり、出血しやすくなったりすることもあるので、夏こそしっかりバランスの良い食事を摂っていきましょう。

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ちなみに、暑い時期は「冷たいものの食べすぎで歯がしみる…」というご相談も増えます。アイスやかき氷など、冷たい刺激で歯がキーンとなるのは知覚過敏のサインかも。
「夏だから仕方ない」と放置せず、気になる症状があれば早めにご相談くださいね。歯や歯ぐきのトラブルを早めにチェックして、快適に夏を乗り切りましょう!

心配事があれば、ご連絡ください。