歯周病と糖尿病の関係

こんばんは!

仙台市太白区大野田とみざわ駅前歯科、星です!

寒さが増す今日この頃、今年は暖冬らしいですね。

雪ではなく雨が降っています、、、。

インフルエンザがも流行しています、みなさんお気をつけて下さい。

 

さて、今回は歯周病と糖尿病の関係についてお話しします。

 

まず、糖尿病とは

インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。

インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。血糖の濃度(血糖値)が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病や失明、腎不全、足の切断といったより重い病気につながります。また、著しく高い血糖はそれだけで昏睡などをおこすことがあります。

とても恐ろしい病気ですね。

 

そして糖尿病は、歯周病とも深いかかわりがあります。

 

糖尿病の方は歯周病になりやすい

糖尿病で高血糖状態が続くと、体の中の防御反応が低下して、感染症にかかりやすくなるといわれています。細菌感染を原因とする歯周病についても同様であり、糖尿病の人は健康な人に比べて歯周病にかかるリスクが高いといわれています。

 

歯周病になると血糖値が高くなる

出血や膿を出しているような歯周ポケットからは、炎症物質が血管を経由して体中に流れ出しています。ポケットから出て血流にのった炎症物質は、血糖値を下げるインスリンを効きにくくする作用があります。そのため血糖値が高くなり、糖尿病が発症・進行しやすくなります。

 

このように歯周病と糖尿病は相互に関連し、悪影響を及ぼしあっているのです。

 

 

では、どうすればこの悪循環を断つことができるのでしょうか。

 

 

まず大切なのは、お口の中を清潔に保つことです。

歯周病は、歯垢(プラーク)や歯石の中にいる細菌によって引き起こされます。歯垢は歯磨きで落とせますが、歯石は落とすことができません。そのため、歯科医院で専用の機械を使って落とすことが必要となります。

しかし「歯科医院でクリーニングをしてもらっているから大丈夫!」というわけでもありません。

歯医者に来るよりも、ご自宅で歯磨きをする回数のほうが多いですよね?

毎日の歯ブラシと歯科医院での定期健診の両立で、虫歯や歯周病、糖尿病から体とお口の健康を守りましょう。

 

もちろん内科を受診していることが前提となりますが、糖尿病の治療をされている方も、歯周病の治療をすることで血糖コントロールが改善されることがあるといわれています。