唾液を出そう!

こんにちは🌞

仙台市太白区とみざわ駅前歯科医院の歯科衛生士加藤です!

最近は暑い日が続いていますね!

暑い日のとがよく渇きますよねー。そんな時こそ水分補給をしっかりしましょう!

皆さんは唾液よく出てますか?

レモンや梅干し、酸っぱいものを見ると自然と出てくる「唾液」。
なんとなく汚いイメージがありませんか?

でも本当は、全身の健康に欠かせない「高性能な水」で、大切な存在なのです!

唾液とむし歯との関係も深く、食べ物を口に入れるとそれを栄養分とした虫歯菌が糖分を分解して酸をつくり出し、この酸が歯の表面から大切なミネラル成分を溶かし出します。(このことを「脱灰(だっかい)」といいます)しかし一旦溶け出した歯のミネラル成分は、唾液などによって表面の酸が洗い流されると、徐々に唾液中のカルシウムなどが再び取り込まれて元に戻ります。(このことを「再石灰化」といいます)私たちは食事の度に「脱灰」と「再石灰化」を繰り返しています。なので、間食が多く、いつも口の中に何か入っている状態を長時間続けていると、唾液の修復力よりも、溶け出すミネラル成分の方が多くなり、歯はだんだん溶けて穴があいて虫歯になってしまうのです。

唾液は透明な体液ですが、実は「血液」が唾液腺で唾液に作り替えられてできたものなのです。

ではこの唾液、どのくらいの量が生産されているのでしょうか。唾液の分泌量は年齢とともに低下していく傾向にありますが、健康な大人で1日に約1000~1500ml作られているそうです。寝る前にはちょっと低下していくようですが、それにしても、なかなかの量ですよね。

唾液の成分は血液から移行してきたものだけでなく、唾液腺で変化するときに作られるものもあります。主な成分には

消化作用に必要な「酵素アミラーゼ」

粘膜保護作用のある「ムチン」、

自浄作用「ラクトフェリン」

抗菌作用や「IgA」、

PH緩衝作用、

再石灰化作用、

溶解、凝集作用など色んな成分と作用があり、それらが重要な役割をはたしてくれている、おかげで、お口のトラブルから私たちを守ってくれています。

最近はドライマウスの症状を訴える人は確実に増えてきています。「口腔乾燥症」ともいわれる病気です。薬や病気などが原因で唾液の分泌が減ることをいいます。

主な症状としては、口の中がネバネバする、乾くので食べたり話したりしにくいなどですが、唾液が少なくなると本来の自浄作用が効かなくなり、口内炎や歯周病、虫歯、口臭などお口のトラブルにもつながっていきます。

唾液の分泌量が減ってしまう原因には加齢、病気、ストレス、不規則、喫煙、薬の副作用、脱水症状、口呼吸、など色々なことが考えられますが、自分では気づきにくい病気なので、

心配な方はまず、相談してみて下さい!

■どうしたら唾液の分泌を増やすことができるのでしょうか

・まずは水分をしっかりとること

唾液は血液からできているので、血液のもとは水分なので、とにかく水分を補給
しましょう。お茶より水の方が良いです!

・良く噛んで食べること

咀嚼(そしゃく)すればするほどに唾液腺が刺激されて唾液が分泌されます。噛み応えのある食品や、噛む回数が増える食品を食べたりする工夫をしてみましょう。シュガーレスやキシリトール入りのガムを噛むのもOK。酸味のある食べ物を食べるのもいいでしょう。

・唾液腺をマッサージすること

顎下腺、舌下腺、耳下腺などを10秒ほど押さえたりマッサージして刺激しましょう。
(「シェーグレン」など場合によっては効かないこともあります)

ご自身でできることもぜひ試して、お口のトラブルを回避しましょう!