キシリトールって何〜?

こんにちは😃
仙台市太白区とみざわ駅前歯科医院の歯科衛生士、加藤です!
コロナウイルスの影響でのおうち時間、みなさんいかがお過ごしですか?
私は、家にいるとついつい食べ過ぎてしまい困っています!そこでオススメがキシリトールです!
キシリトールはむし歯にならないので安心して食べられるんです!
キシリトールがむし歯を防ぐ理由は、大きく二つに分けて、一つは、キシリトールだけでなく他の糖アルコールも持つ唾液分泌の促進と再石灰化作用であり、もう一つはキシリトールだけが持つ酸を作らないことと、歯垢中の酸の中和促進、ミュータンス菌の代謝の阻害です。
 唾液分泌の促進と再石灰化作用では、糖アルコールには甘みがあるため、口腔内に入れると味覚を刺激し、唾液分泌を促進します。また、ガムとして噛んだ場合には、咀嚼により唾液分泌も促進されます。ただし、唾液分泌が促進されても、唾液そのものにはミュータンス菌の数を減少させる効果はありません。
 また、糖アルコールにより歯垢中のカルシウムレベルが上がるので、歯の再石灰化に役立ちます。さらに、糖アルコールとカルシウムの複合体は歯の硬組織中に進入して再石灰化を促進し、歯を硬くします。
 一方、キシリトールだけが持つ作用ですは、ソルビトールやマルチトールなどの多くの糖アルコールは、少ない量ではありますが、口腔常在菌によって酸を作ります。しかし、キシリトールは口腔常在菌が利用できないため、全く酸を作りません。また、キシリトールには歯垢中に存在するショ糖を分解する酵素の活性を低下させ、歯垢中で酸ができにくくする作用に加え、アンモニア濃度を上げて酸の中和を促進する働きがあります。
キシリトールを使ったものとしてガムやタブレット、チョコレートがあります!
キシリトールがどういう結果を示すかを研究した結果では最低3ヶ月以上の摂取が効果的であると言われています。
また寝ている時は唾液の分泌が少ない状態ですので、寝る前にキシリトールを摂取し、唾液の分泌を促進させてから寝るといいでしょう。
ただしキシリトールを摂取すれば何もしなくてもいいというわけではありません。きちんと歯磨きをして、正しい食生活リズムをとるようにしましょう。
食後や睡眠前に摂取すると効果的!
1日3~5回摂取する!
規則正しい生活をする!
予防先進国のヨーロッパ諸国では学校が子供にキシリトール入りのガムやタブレットを配布して毎日摂取させているところもあるようです。
小さい頃から定期的な摂取が虫歯の予防になるのであれば、甘いお菓子としてお子さんにも気に入ってもらえるかもしれません。砂糖含有のおやつではなく、キシリトール入りのおやつに変えるもいいですね!そして、ダイエットにもいいので女性にはうれしいですね😆
歯科医院には「歯科専用」と書かれたガムを置いている歯科医院もあります!
ぜひ一度お試しください!