こんちには!歯科衛生士の田中です☺️
4月になるとついに春本番!!という感じですね!新生活が始まる方、新しい環境に変わる方、学年が変わる方、就職されて新しい1歩を踏み出している方多いのではないでしょうか?🌸🌸
新しい環境に変わる際は不安や期待色々な気持ちがあってすごくドキドキしますよね💦(私も入社1週間前からドキドキしてなかなか落ち着いていられませんでした😢)
もしかすると全部が全部楽しいこと、嬉しいことばかりではないかもしれませんが、ぜひ期待を胸に新しい生活を送っていただきたいと思います!体調に気をつけながら一緒に頑張りましょう!⚑*
さて今回は虫歯の再発についてお話したいと思います!
皆さん虫歯の治療が終わり、痛みなども落ち着き一安心していると思います。
しかしこのような経験はありませんか?
何年前かに治療した歯が虫歯と言われた…。
治療したはずなのに歯が黒くなってきた…。
なんで治した歯がまた痛くなってくるの…。
久しぶりに来た方や、かかっている方のこのようなご相談は数が少なくありません。
ただ皆さんに知っていただきたいことは、歯の治療=完治ではない!ということです。
ですので残念ながらあまり治ったという表現は正しくありません…。
違う表現でお話すると、ご自身が持っていた天然の歯のできた虫歯を削り除去をして天然の歯に変わる代理のものを詰めている、被せいるという状態です。
おわかりかと思いますが、歯も神経があり生きていますので虫歯を削った時点(虫歯の菌に侵された部分)で歯が無くなるので、削れば削ったぶん歯はもろくなります。
もろくなった部分に再度虫歯の菌が着くと、もろくなっていればもろくなってるほど(治療を重ねていれば重ねているほど)虫歯になりやすくなります。
そして代理で入れている材料も完璧なものではありません。何ミクロンという範囲で溝があったり、隙間があったり、するとそこからも虫歯の菌が入り込み再度虫歯になってしまいます。(これは舌で触ってみても気づかないほどの溝、隙間です。)
元々、虫歯になってしまったということは①口腔内の汚れが多かった②虫歯の菌が多かった③歯が生まれつき弱い状態だった④食生活で虫歯になりやすい状況を作っていたという様々な理由がありますが、上記でお話したように歯の治療で歯を削り代理のものを詰めて、トータルで考えた時に歯は治療する前より弱ってしまっています。
それなのに治療する前の口腔内の状況、食生活で良いのでしょうか??何かを変えなければ、また虫歯は再発し、逆に増えてしまいます。
なので何が大事かと言うと、定期的な歯の汚れ取り(定期検診)です。
何かを変えなければ、虫歯のリスクは避けられません。環境を変えることが大切です。
もちろんこれは定期検診にかかっている方にも言えます。毎回汚れが同じとこについてると言われたり、染めだされた時に多く汚れが残っていたり…。定期検診は何ヶ月に1回という範囲で行われます。ただ皆さんはほとんど毎日お食事をされていますよね?お食事をすれば、汚れが歯につくので、どちらかと言うと毎日の歯磨きがもっとも大切です。
定期検診では、磨けていないところの確認だったり、歯ぐきの検査、検診、お家では取り切れないところの汚れを専門的な機械でとっていく。という方向で考えていけると良いでしょう。
原因を取り除くということがそもそも大切なのです。
歯科で有名な質問があります。
Qあなたはお家に帰ると床が水浸しでした。どうやら蛇口から出ているようです。まずあなたはどうしますか?(色んな説明の方法があります)
頑張って濡れている床を拭きますか?
違いますよね?まずは原因となっている蛇口を締めますよね?
そういうことです。
頑張って治療をしているだけだと、根本的に状態は良くなりません。(蛇口を絞めずに床を頑張ってふいている状態)
なぜ虫歯ができるのか、考えて解決していくのがもっとも改善に繋がります。(蛇口を締める状態)
初めて歯医者にかかる方、定期検診に通っている方が良くないという訳ではありません。ただ、治療して終わりというのは昔のお話です。
初めての方は、よりご自身の体の状態の改善、原因の解決の方法を考える予防歯科という面でも歯医者を見ていただけると嬉しいです。
そして定期検診にかかっている方は、定期検診にかかっているから虫歯にならないという考えではなくて、あくまでもおうちでの今までの成果を、定期検診の時に評価してまた改めていくという方向にシフトしていきましょう!
当院では、いつでも皆様のご相談を受け付けておりますので是非お気がるにお声がけ下さい☺️☺️