タバコについて

こんにちは、歯科衛生士の富岡です😊

みなさんゴールデンウィークはどのように過ごされましたか?私は帰省したかったのですが、まん延防止措置が取られたため、断念しました😫そのかわり、おうちで8時間くらいかけて作り置きのおかずを作りました。思っていた量の倍作ってしまい冷凍庫がパンパンになってしまいました😅

話は変わりますが、今回はタバコについてお話しします🚬

タバコには人の健康や生活環境に被害を生じる恐れのある有害物質が含まれています。みなさんも聞いたことがある代表の3つについてお話しします。

ニコチン

 依存性があり、毛細血管の収縮、血管の流れを悪くし、血圧上昇などを起こします。

タール

 ヤニと言われる成分です。発がん性物質であり、粘性があるため口腔粘膜や肺、胃に付着しやすく口臭や歯石の原因と言われています。

一酸化炭素

 酸素不足を引き起こしたり、動脈硬化を進みやすくしたりします。

これらの有害物質が原因で体や口に悪影響を及ぼします。

 

次にタバコの煙によって生じる病気についてお話しします。タバコの煙を吸い口から吸うことを能動喫煙といい、タバコから出る煙を周りにいる人が吸うことを受動喫煙といいます。能動喫煙によって口腔がん、歯周病を引き起こし、受動喫煙によって脳卒中や喘息、妊婦の方では乳幼児突然死症候群、口唇裂・口蓋裂など引き起こす可能性があります。タバコの煙で喫煙者だけでなく、周りの方、胎児にも悪影響を及ぼしてしまうことを知っておきましょう🙋‍♀️

📖口腔がん:口腔内に生じるがんのことで罹患率・死亡率ともに日本は高いといわれています。例)舌がんや口唇がん、口蓋がん

📖乳幼児突然死症候群(SIDS):何の前触れもなく既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因のわからない病気ことをいいます。

📖口唇裂・口蓋裂:口唇裂は上唇、口蓋裂は上顎が閉じないまま裂かれた状態の先天性異常のことをいいます。

 

タバコと歯周病は関連性があり、歯周病は全身性疾患の原因にもなり得ます。タバコを吸うことで前半に書いてある有害物質の作用により、タバコを吸わない人と比べて、歯周病にかかりやすく、進行しやすくなります。口の中の特徴は歯の着色、黒い歯茎、不快な口臭などが挙げられます。

歯周病を治すためには、タバコを吸われている方には禁煙することをお勧めします。禁煙することは簡単なことではありません。私はタバコを吸っていませんが、毎日食べているお菓子を我慢してくださいと急に言われても、我慢できる自信はありません。ですが、我慢しないといけない理由など詳しいお話を聞いた上で、少しずつ気持ちの準備や行動する準備もできます。また、歯科医院で定期的に検査を行い、禁煙前と後で結果を比べ、改善されていくのを実感することでもモチベーションは保つことができると思います。現在歯周病でない方でも、禁煙することで歯周病になるリスクは下がる可能性があります。

 

今回はタバコについてお話しさせていただきました。禁煙することは難しいことですが、1日の本数を減らすことからでも行ってみてはいかがでしょうか💁‍♀️