どうしていつも保険証確認するの?

こんにちは😃 仙台市太白区大野田の『とみざわ駅前歯科』サポーターの西田でっす!

夏に向けて痩せるはずが・・

「人生の最高の楽しみは『食』だ!」と、もう一人の自分のささやきに負け、今日も暑さに負けず

モリモリ食べている西田です。

 

ところでみなさん!

医療機関に行くと、提示を求められる「健康保険証」

先月も出したのに、また〜?って思ったことありませんか❓

当院に通院されている患者さんにもご面倒をおかけしていることと思います。

 

実は、保険証確認をすることは医療機関にとって、大事な大事なことなんです❗️

 

日本は、「国民皆保険制度」と言って、すべての国民が公的医療保険に加入する医療保険制度のことで、だれもが公的医療保険で医療を受けられる世界的にも高い水準の制度です。それにより安い医療費で高度な医療を受けることができています。

 

みなさんがお持ちの『保険証』にも様々な種類がありますが・・・

転職した方

社会保険(会社勤めの方とその扶養家族)と国民健康保険(自営業など)が切り替わった方

親の扶養から外れた方

などなど様々なシチュエーションで、保険証が変更になる機会があります。

 

通常は、切り替わる際に、古い保険証を返却するのですが、何らかの事情で持ったままであったり、 医療機関を受診する際に、持参するのを忘れてしまった。。(新しい保険証を持参しなかった。)など、イレギュラーなことが発生し、保険証が切り替わっていることを知らずに処理した医療機関は、実は後から大変な作業が待っているのです💧

 

                   厚生労働書「我が国の保険制度」から引用

患者さんが、医療機関を受診し、窓口に支払う医療費は、実は全体の2割から3割ほどです。

それ以外の7、8割の部分を医療機関は毎月、診療報酬請求事務手続きを経て、(審査支払機関・・チェック機関を通して)保険者に請求します。

 

窓口でいただいているのは2、3割ですから、残りの7、8割を確実に請求しないと医療機関の経営は成り立ちません。

 

もし、請求事務手続きの中で、ある方の保険証切り替えに気づかず、以前の保険証情報を元に、保険者に請求してしまったら・・・

「うちの保険組合に、この方は、もういませんよー」と請求が突き返されてしまいます。

 

さーどうしましょう😥 正しい保険証情報を得て、請求をし直す作業をしなければ、7〜8割分の医療費が返ってこないのです´д` ;

 

そんな時は、患者さんにご連絡させていただき、新しい保険証情報を伺ったりします。

 

 

保険証が切り替わったりするのは、月の途中でも起こり得ます。

月初めの保険証確認をしていても、月の途中で変更があったら・・・

気づかずに、古い情報のまま処理してしまう結果になるのです。

 

ですから、現在は、健康保険協会などから、毎回の保険証確認を推奨しています。

 

ご面倒をおかけしますが、保険証切り替え時はお伝えいただき、毎回の保険証確認にご協力いただきますようよろしくお願いいたします。