歯周病って?

こんにちは😃

仙台市太白区大野田とみざわ駅前歯科医院、歯科衛生士の加藤です!

最近すごく暑くなりましたね!私は暑さが苦手なので水分補給をこまめにしたりと体調に気をつけながら診療しています!みなさんも体調に気を付けてください💁‍♀️

みなさん!歯周病は痛くなると思いますか?

痛みというのは自覚症状の一つですが、歯周病には痛みがあまりありません。
ただし、自覚症状という点で説明すれば全く別の自覚症状が起こります。
まず、口腔内が歯周病菌にまみれることで細菌が増殖し、その影響で口臭がするようになります。

さらに歯肉が変色する上に腫れるため、食事や歯磨きの際に歯肉から出血しやすくなるのです。
また、進行すると歯がグラつくようになりますし、歯肉が退縮して歯が長く見えるようになります。
歯のグラつきは進行度に比例して酷くなり、最終的には歯が抜け落ちるくらいの状態になります。

★歯周病の症状

歯周病になると歯肉に炎症が起き、少しずつ顎の骨が溶かされていきます。
顎の骨は歯を支える役割を果たしているため、溶けてしまうことで歯は安定性を失い、グラつくようになり一定以上顎の骨が溶かされると歯が抜け落ちてしまいます。
また、歯と歯肉の間には「歯周ポケット」と呼ばれる隙間がありますが、歯周病になるとこの隙間深くなります。この歯周ポケット内にも細菌が溜まるため、口腔内で細菌が大量に増殖してしまいます。
これが歯周病の症状ですが、正確にいえばこれは歯周病の進行の流れです。
では、以下の項目で進行度に沿った症状について分かりやすく説明していきます。

★初期症状

歯肉が炎症を起こすため、初期段階の歯周病では歯肉が腫れて変色します。
歯周ポケットの深さは3ミリ~4ミリ程度でそれほど溝は深くないですし、
歯肉の炎症以外の大きな症状はありません。なので自分が歯周病であることすら気付きにくいです。

ちなみに歯肉の変色についてですが、健康な状態の歯肉は綺麗なピンク色をしています。
歯周病になるとこれが炎症の影響で赤くなったり、紫色になったりするのです。
逆にいえば、歯肉が赤や紫になっていたらそれは炎症を起こしている可能性があり、歯周病を疑うべきです。

★中等度

中期段階では歯周ポケットの深さが4ミリ~5ミリ程度になります。
歯周病になると顎の骨が溶かされていきます。
中期段階になるとある程度顎の骨が溶かされているため、歯が不安定になります。

このため、食事で噛んだ際や歯に触れた際に歯が動く、もしくはグラつくといった症状が起こります。
さらに初期段階で起こっている症状が酷くなり、炎症は赤黒く腫れてより目立ったものになりますし、歯肉からも出血しやすくなります。多くの人はこの時点で歯周病だと自覚します。

★重度

重度段階では歯周ポケットの深さが5ミリ以上になり、炎症もさらに悪化します。
変色するというよりは赤くブヨブヨとした状態の歯肉になり、歯肉自体も全体的に退縮して下がります。
これは顎の骨が溶かされていることが原因で、歯肉が退縮することで歯の根元が露出して長く見えます。

また、露出した歯の根元はエナメル質に覆われていないため刺激に敏感です。
このため、熱いものや冷たいものを口にした時、虫歯の時と同様にしみる、痛むといった症状が起こります。
歯は抜け落ちるほどグラグラになっており、治療しても歯が残せない可能性があります。

歯周病は生活習慣病のひとつ

なので、汚れを溜めないように毎日のブラッシングを丁寧に行ったり、歯科医院に行ってメンテナンスをしましょう!