こんにちは!
とみざわ駅前歯科 受付の小野です。
さわやかな日差しが心地よい季節になりました。おでかけしたくなってくる気候です☺️
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今回は、治療中の歯に施す「仮蓋」についてお話したいと思います。
ちなみに仮蓋は歯科用語では、「仮封(かふう)」ともいいます。
仮封にも種類があり、
・根の治療をしている時の仮封
・歯を削った所に詰め物や被せ物を入れるまでの期間に歯を保護する仮封
など材料も目的や歯の状態により様々です。
今回は「プロテクトシール」という仮封についてご紹介します。
型取りをして詰めたり被せたりする治療になったことがある方はご存知かもしれませんが、歯を削った日は最後に仮封をします。この仮封には様々な役割があります。
①削った歯がしみないようにする
②削った歯が欠けないように保護する
③周りの歯が寄ってこないようにする
④食べ物が詰まらないようにする
などが主な役割です。
仮封にはいくつか種類がありますが、削って型取りした場合、当院では多くの場合「プロテクトシール」という材料を使います。
このシールは最初に液を筆につけてから粉をつけると、とろ〜っとした材料になるのでこれを削った歯に塗って固めていきます。あまり高く盛りすぎてしまうと噛んだ時に痛む原因になるので、適量を盛ります。固まる前に一度噛んでもらい高さを確認します。
仮封をした事がある方ならわかるかもしれませんが、この材料は結構独特な匂いがします。味も美味しくはありません。。。でもこの独特な匂いは時間と共にだんだんと気にならなくなるのでご安心ください。
30分くらい経つとしっかりと固まります。ただ、仮封のところで噛むと取れやすくなってしまいます。
実は、取れやすくなっているのにも理由があります!次回詰め物や被せ物を入れる時に歯に負担をかけずに仮封を外せるようにするためです。もし仮封が外れないと、削って外さなければいけなくなり最悪の場合型取りもやり直しになってしまいます🥲少し不便にはなりますが、仮封をしてある位置では食べ物を噛まないように気をつけましょう!
特に固いものや歯にくっつくものは、封が取れてやすくなってしまいますので仮封をしている期間中は避けていただくとより安心です。
詰め物や被せ物が完成したら、仮封を外して完成したものを調整し装着します。
しっかりとした詰め物や被せ物が入れば、その歯でもまた噛めるようになります。念の為付けてから30分はお食事を控えていただくようお伝えしています。
普段何気なくされている仮封にも、実は大切な役割があります。
仮封が外れてしまうと歯がしみたり、欠けたり、物がつまりやすくなってしまいます。仮封の付け直しはご予約がなくてもすぐにできることが多いですので、もし仮封が外れてしまった場合には一度ご連絡ください。
みなさんも、仮封をするときには
あ、これか!と思い出してみてください🦷