糖尿病

こんにちは。
歯科医師の吉岡です。

春になりますね。
この前まで雪が降っていたのに、、、、、
転勤の方や新しく学校に入る方、多く受診され、また新しい季節を感じます。

今年は歯科診療報酬の改定もあります。
その中でも糖尿病について新しくなっていましたので、糖尿病について少し話したいと思います。
まず歯科なのに何故、糖尿病のことを意識するのか。
以前、歯周病と糖尿病について、投稿しました。
簡単に言うと、歯周病と糖尿病は関連付けられています。
そのため糖尿病の患者さんは歯周病のリスクが高くなります。詳しい内容は前の投稿で。

なので、今日は、糖尿病がどんな病気か少しですが、話します。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

まず、糖尿病とは
①インスリン分泌不足
→膵臓でインスリンが作られなくなり、インスリンがたりない状態。
②インスリン抵抗性
→すい臓でインスリンは作られていますが、インスリンの効きが悪くなっている状態。

①,②の原因によって、高血糖を引き起こします。

血糖値について
成人の治療目標は、個人個人によって設定しますが、治療、合併症予防のためHbA1cは7.0未満を目標としています。

◆低血糖の症状
70mg/dL以下
発汗・手のふるえ・空腹感・焦燥感
動悸・頭痛… など

50mg/dL程度
脱力感・目のかすみ・あくび
判断力の低下・倦怠感

50mg/dL以下
傾眠・痙攣・昏睡・一過性の片麻痺

糖尿病の治療について
1. 食事療法
2. 運動療法
3. 薬物療法

1.食事療法
対象者の特性(身長・体重・年齢など)や活動量に合った適切なエネルギー摂取を心がけ、炭水化物、たんぱく質、脂質をバランス良く摂取する。*個人差があるため、医師の指示を確認しましょう

2.運動療法
筋肉を動かすことで、筋肉からブドウ糖を細胞内に取り込み血糖値を下げる
有酸素運動とレジスタンス運動を行うことが効果的です。
●有酸素運動
筋肉への血流が増え、ブドウ糖はインスリンを使わず直接細胞内に取り込まれる。
ややきついと感じる程度の運動強度が目安。
週に150分かそれ以上,週に3回以上,運動をしない日が2日間以上続かないように行う。
*空腹時の運動は低血糖を起こしやすいので注意が必要です
●レジスタンス運動
筋肉トレーニングを行い筋肉量を増やすことで、ブドウ糖の取り込みを増やし、インス
リンの働きを良くする効果が期待できます。
連続しない日程で週に2~3回行いましょう。

3.薬物療法
経口血糖降下薬
インスリン療法