7月

こんにちは。

吉岡です。

7月になりますね。

 

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最近、砂金取りにハマっています。ふと思い立って体験した「砂金取り」。フライパンのような専用の道具を入れて、砂の中からキラリと光る金を見つけ出すこの作業、想像以上に夢中になります。小さな金のかけらが見つかると、まるで宝物を掘り当てたような気持ちになりついつい時間を忘れてしまいました。
この「金を探す」という行為、よく考えると、歯科医院でも似たようなことをしているかもしれません。金歯(ゴールドの詰め物や被せ物)です。

金歯は、砂金と同じく貴重な金属から作られており、その高い適合性と耐久性から、実は今も根強い人気があります。噛む力が強い奥歯に使われることが多く、金属アレルギーのリスクも比較的少ないため、安心して長く使っていただけます。

砂金取りで見つけた金は小さな粒でしたが、歯科で使う金は、患者さんの健康と快適な生活を支える「信頼できる素材」です。

砂金1粒 = 0.03g(平均的な大きさ)
金歯1本に必要な金 = 3g程度
3g ÷ 0.03g = 約100粒
1回の砂金取り体験で取れる砂金はせいぜい2-5粒です。100粒も集めるのはとても大変ですね。

金歯って、少し目立ちますよね。しかし実は、金歯には良い点もあります。

1. ぴったりフィットして長持ちする
金属の中でも金は非常に加工しやすく、歯にぴったり合わせることができます。そのため、すき間から虫歯が再発するリスクが少なく、長期間にわたって安定して使えるのが大きなメリットです。

2. 強くてしなやか。割れにくい
セラミックなどの白い材料は見た目が美しい反面、強い力がかかると割れることがあります。その点、金はしなやかさがあり、噛む力をしっかり受け止めることができます。とくに、奥歯の治療には最適な素材です。

3. 体にやさしい金属
金は生体親和性が高く、金属アレルギーを起こしにくい素材とされています。アレルギーが心配な方にも、安心して使える選択肢のひとつです。

4. 実はコスパも悪くない
金は確かに保険外のため費用はかかりますが、再治療のリスクが低く、長持ちするため、結果的に治療回数や費用が抑えられるという側面もあります。

以上、金歯の豆知識でした。

なにを重視するかによって決めることが大事なので、かかりつけ医にそうだんしてみてください。

歯科に関する相談は当院でも受け付けております。何かお困りやお悩みがございましたらいつでもご相談ください。スタッフ一同心よりお待ちしております。