歯が長くなった?!

みなさんあけましておめでとうございます!青葉会事務局の庄子です!仙台市太白区とみざわ駅前歯科をいつもご利用いただきありがとうございます!今年もどうぞよろしくお願いいたします!

今年もみなさんの歯に関する悩みに役立てるように色々な情報を提供しようと思います(●´ω`●)

患者さんは歯医者さんに来るときに色々な悩みを持って来院されます。歯が痛い・歯茎が腫れた・被せ物が取れた・歯石を取りたい・口臭が気になる・・・など様々です。そしてよく相談されるのが「最近歯が長くなったような気がするんです・・」という悩み。歯が痛かったり、被せ物が取れたという理由で来院する患者さんが多いですが、その他に気になる事はないですか?と聞くと、このように歯が長くなった・・・と気にされている方が結構いるような気がしますので、今日は歯が長くなる原因について説明します。

なぜ歯が長くなる?!

みなさんが感じる歯が長くなる現象・・これは歯茎が痩せる症状「歯肉退縮」と呼ばれるものが原因です。歯が伸びて長くなったのではなくて、歯茎が痩せて下がってきているのです。

歯肉退縮の主な原因

歯肉退縮の原因はいくつかあります。

歯周病

歯周病が原因で歯茎が痩せていきます。歯周病は簡単に説明すると、歯を支えている顎の骨が溶けてなくなる病気です。そうすると歯周病が進行することで顎の骨が減り、骨の上に乗っている歯肉も下に下がってきてしまうのです。

噛み合わせ・歯並び

歯並びが原因で部分的にうまくブラッシングできなかったり、噛み合わせの問題で一部の歯だけに無理な力が加わったりすることで、その部分の歯茎が痩せてしまうこともあります。歯ぎしり・くいしばりのクセがある方も同じように注意が必要です。

間違ったブラッシング

ブラッシングをするときに力任せにゴシゴシ磨く習慣があると、歯ブラシの圧力で歯茎が削れて下がってきてしまいます。

加齢

歯茎は年齢と共に痩せていきます(個人差はあります)「年齢と共になんだか歯茎が痩せてきたわ~」と自分で鏡を見て感じている方もいるでしょう。

歯肉退縮の改善方法

原因が分かったり次は改善の方法です。そのままにしておけば見た目も悪いですし、歯の根っこが露出してしまえば、歯の根元が染みますし根っこは柔らかいので歯ブラシで削れてしまい歯が折れる原因になったり、虫歯にもなりやすいです。

改善方法は歯周病治療、噛み合わせの調整、ブラッシングの見直しなどです。それでも改善できない場合や症状がひどいときは歯肉再生手術を行う場合もあります。

一番は予防することです。毎日の正しいブラッシングで歯周病予防をしましょう。定期健診にもしっかり通いましょう。そうすれば、加齢による歯肉退縮も遅らせる事は可能です。