口内炎の原因は色々あります

みなさんこんにちは!青葉会事務局の庄子です!仙台市太白区とみざわ駅前歯科をいつもご利用いただきありがとうございます!

 

みなさんゴールデンウィークは充実したお休みになりましたか?とても長いお休みだったので、生活リズムが乱れがちになってしまいますね(;´・ω・)そうすると・・いつの間にか口の中に痛いできものが?!

「口内炎」って聞いたことありますか?今日は口の中にできる口内炎についてのお話です。今回のように長いゴールデンウイークやお盆休みや年末年始などで「生活が不規則だから」「疲れている」のが原因と思う方も多いと思いますが、実は口内炎の原因は色々あります!!しかも、ただの口内炎ではなく重大な疾患の症状としてできていることもあるので注意しましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

口内炎とは?

口内炎とは口の粘膜やその周辺に引き起こされる炎症の総称です。なので歯茎・舌・唇・口角などにできる炎症をまとめて口内炎と呼んでいます。

口内炎の種類

・アフタ性口内炎

よくみなさんが知っている一般的な口内炎です。はっきりとした原因は分かっていませんが、疲労・ストレスなどによる免疫力の低下・栄養不足・睡眠不足・女性の場合は生理前・妊娠中・ホルモンバランスが乱れなどが原因です。

赤く縁取られた小さい円形や楕円形の白い潰瘍が、頬っぺたや唇の裏側や舌や歯茎などに発生します。痛みがあり食べ物がしみたりします。10日~2週間ほどで自然になくなります。

なかなか治らなかったり、広範囲に発生した場合はベーチェット病や潰瘍性大腸炎など、他の重大な全身疾患があることも考えられますので注意しましょう。

・カタル性口内炎

私もよくやってしまいますが、食事中に誤って頬の内側を噛んでしまったり、熱いもので火傷をしてしまったり、入れ歯や矯正の器具が触れたりしてしまったりと物理的な刺激によって引き起こされる口内炎です。

アフタ性口内炎と違い、炎症の境目が分かりにくいかんじで赤く腫れたり水泡ができたりします。

・ヘルペス性口内炎

単純ヘルペスウイルスに感染すると発症します。一度かかるとウイルスが潜伏して残ってしまうので、体調を崩したりすると症状がでます。

何個も水泡が口の中にできて痛み・発熱を伴います。ウイルスは人から人へ感染しますので、直接触れ合ったり、食器・タオルなどを共有すると感染しますので避けましょう。治るまでは不要な外出も避けたほうがいいです。

・カンジダ性口内炎

カビの一種のカンジダ菌が増えることで発症します。カンジダ菌は常在菌なので、私たちの体にはもともといるものです。しかし、免疫力低下や口内環境の悪化をきっかけにカンジダ菌が増殖してしまうこともあります。ですので、健康な人はほとんど発症しないですが、乳幼児・妊婦・高齢者・他の病気にかかっている方などは発症が多いです。

症状は口の中に白い苔のような斑点が付きますが、悪化すると赤く炎症を起こしたり、痛みが出ることもあります。他には舌に灼熱感・ヒリヒリするなどの痛みを伴うタイプもあります。

・ニコチン性口内炎

喫煙によって発症する口内炎です。はっきりとした原因は分かっていませんが、タバコのニコチンや喫煙によって口の中が軽い火傷状態になることやタバコにより口の中が乾燥したり、ビタミンを消費してしまうなど色々な原因が考えられます。

症状としては口の中の粘膜(口蓋部分)が異常に厚くなります。食べ物などがしみることもあるようですが、自覚症状はあまりないそうです。

口内炎を予防

規則正しい生活と食事のバランスを考えるのは大切です。また、口内炎は口の中の細菌が増えることで発症するパターンがほとんどですので、口の中は常に清潔に保っておくことが重要です。日々の歯磨きと歯科医院での定期健診で虫歯や歯周病だけではなく口内炎も予防しましょう(*^_^*)