型取りをしたことありますか?

こんにちは!
仙台市太白区大野田、とみざわ駅前歯科、星です( ´・ᴗ・` )

突然ですが!!
むし歯で詰め物の治療をした時、冷たく軟らかい粘土(ネンド)みたいな物を口の中にギュッと押しつけて、固まるまでしばらく待ったご経験はありませんか?

私も口の中に詰め物が入っているので
このような経験があります。

人によっては嘔吐反射があったり鼻呼吸ができなかったりすると苦しいみたいです。゚(゚´ω`゚)゚。

これは「型をとる(印象をとる)」という操作です🦷✨

その後、どのようにして詰め物ができるのか、詰め物を作る際の一般的な流れをご説明します。

①むし歯の部分を削って形を仕上げた後、型をとります。だ液があると型に気泡などが入るため、エアーをかけてよく乾かします。また、咬み合わせを見るためにかみ合わせの型もとります。

このときに使うのが、粘土のような印象材です。
ちなみに、この印象材の主成分は「アルギン酸」なんですが、このアルギン酸はかまぼこ作りで魚のすり身を固める際にも使われるそうです。知りませんでした(´・ω・`)!

より正確な印象をとるために、粘土のような印象材の前にむし歯の部分に最初に「カンテン」とよばれる少し温かい材料を流してから型をとります。

かみ合わせの型は温かいロウのような材料や、シリコンの材料でとります。

②とった型に石膏を流しこんで固めます。
こちはも気泡が入らないように丁寧に流し込みます。

③石膏が硬化したら印象から取り外します。
お口の中が石膏の模型になります!

④技工士さんが詰め物の形を作ります。
患者様が選択された詰め物の種類によって製作方法がそれぞれあります。
食べ物をしっかりすりつぶすことが出来るような形状、食べ物が停滞しないような形など、いろいろ考慮して作るそうです!

⑤出来上がった詰め物を適合や噛み合わせ、歯と歯のきつさを微調整し、接着剤で削った部分に装着します。

このように「つめもの・かぶせもの」などは、印象をもとに作った模型から製作されます。

皆さんのお口にピッタリ合うものを作るには、正確な型どりが欠かせません!!ところが、歯に食べかすが残っていたり、歯ぐきがはれてすぐに出血するようでは正確な型がとれません。治療に先立ち、歯磨きの指導をしたり、歯石を取ったりして、お口の中を清潔にするのはこのためです\\\\٩( ‘ω’ )و ////

正確な型を採るためにもお口の健康管理がとても大事です。

日々のお手入れを大切にしましょう♪