むし歯・歯周病以外の歯科疾患①

こんにちは!
仙台市太白区大野田とみざわ駅前歯科、院長の相澤です。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

今回の歯の豆知識ですが、「むし歯・歯周病以外の歯科疾患」というテーマで説明させていただきます。
いわゆる歯科医院で診る疾患について、すこし稀なものまで説明していきます。

1)顎関節症

まず、代表的なものとして挙げられます。
顎の関節や筋肉の不調和により、お口を開けにくくなったり、痛みを感じるようになった状態です。
上記のむし歯、歯周病と合わせて歯科の3大疾患とも呼ばれます。
女性に多いと言わています。
お口が開けにくいことの他にも、痛むはなくとも顎の関節から音がなったり、口の開けられる大きさが減少したものも含みます。

最初はマウスピースを用いた治療を行いますが、あまり改善が見られなければ専門医の治療が必要になります。

2)歯ぎしり

就寝時に歯をこすり合わせてしまう疾患のことになります。
歯がしみたり、すり減ったり、またこれが原因で上記の顎関節症を引き起こしてしまったり。
詰め物、被せものが外れやすいなどの症状があります。

本人に自覚症状がなくても、歯先のすり減り、レントゲン写真でみる顎の骨の形などで強く疑われることがあります。
就寝時に行っていることなので、たしかに家族からの指摘などがなければ気がつくことは少ないです。
ただ、起床時に顎のこわばり、疲れた感じなどがあれば要注意です。

この場合も、治療にはマウスピースを使います。
就寝時に装着してもらいます。
クッションのような働きがあり、すり減り、歯への過剰な圧力を減少させます。
また、歯と歯の間にクッションを効かせることで顎関節への良い影響もあります。

3)唾石症
胆石、尿管結石などの病気を聞いたことはあるのではないのでしょうか?
お口の中の唾液腺にこのような結石ができてしまうものです。
唾石と呼ぶのですが、砂粒ほどの大きさのものから、数センチの大きさになることもあります。

唾液腺がこのいわゆる石で詰まってしまい、症状が出ます。

また、最近口の中が乾くようになったな、という症状の出方もあります。

また、特に症状はない状態でも、レントゲン写真を撮った場合に見つかることがあります。

場所によってはお口の中、舌の下が大きく腫れ上がったり、顎から首の付け根にかけての膨らみが起こったりします。
食事の際などにその部分が強く痛みを出すことがあります。(唾仙痛と呼びます)

次回もむし歯、歯周病以外の疾患について説明をしていきます。