こんにちは!
仙台市太白区大野田とみざわ駅前歯科、院長の相澤です。
今回の歯の豆知識ですが、前回に引き続き「むし歯・歯周病以外の歯科疾患」というテーマで説明させていただきます。
いわゆる歯科医院で診る疾患の中でも、虫歯、歯周病以外の稀なものを説明していきます。
5)腫瘍
口腔内にできる腫瘍も大きく分けると良性のものと悪性のものに分けられます。
さらにその中でも歯が原因になっているものと歯以外のものが原因になっているものに分けられます。
まず、良性のものから説明します。
「良性のもの」
まず、歯が原因になっているものから説明します。
代表的なものはエナメル上皮腫と歯牙腫になります。
・エナメル上皮腫
歯原性腫瘍のなかで、最も頻度の高い腫瘍です。
腫瘍の一部あるいは大部分が嚢胞のようになっていることもあります。顎の骨のなか、とくに下顎の後方部に発生し、大きくなると顎骨が膨隆し、顔貌も変化します。
その原因としては・・・
主として歯胚と呼ばれる歯になる過程の部分のエナメル器と呼ばれる部分が腫瘍化することにより生じます。
その治療の方法ですが・・・
手術により摘出することが多いです。
場合によっては顎骨を切除したり、開窓療法と呼ばれる方法によって腫瘍の縮小をはかった後に摘出します。
大きいものでは摘出後の骨欠損部に骨移植を必要とすることもあります。
・歯牙腫
原因として・・・
歯胚と呼ばれる歯になる過程の形成異常から生ずる組織の形態異常です。
一般に集合性歯牙腫と複雑性歯牙腫とに分類しますが、いずれも腫瘍のなかに歯の組織を含んでいるのが特徴です。
無症状なために、エックス線検査で偶然発見されることが多いです。
腫瘍はゆっくり発育しますが、大きくなると顎骨が膨隆したり、歯の位置が異常になったりします。
その治療の方法ですが・・・
手術をして摘出を行います。
次に良性の腫瘍の中で、歯が原因以外のものを説明します。
歯と関係のない良性腫瘍は、体のほかの部分にできるものと同じと考えられます。
良性腫瘍の種類はきわめて多く、口腔、顎、顔面にもこれら多くの種類の腫瘍が発生します。
上皮性の乳頭腫、非上皮性の血管腫、リンパ管腫、筋腫、骨腫、軟骨腫、脂肪腫、線維腫、および神経系の腫瘍などがあります。
さらに病理組織的に変化したものも加わりきわめて多種の腫瘍があります。
それぞれ特徴があり診断は比較的容易です。
治療の方法ですが、一部の血管腫やリンパ管腫以外は、摘出あるいは切除を行います。