新型コロナ対策を考える

こんにちは!
仙台市太白区大野田とみざわ駅前歯科、院長の相澤です。

おくればせながらになりますが、当院は2020年6月をもちまして、開院2周年を迎えました。
おかげさまで多くの患者さんに来院いただき、診療を行わせていただいたこと、非常にありがたく感じています。

 

さて、新型コロナウイルスの流行はなかなか収束がみえないというか、そう簡単なものではなさそうですね。
ウイルス感染症の封じ込めの難しさが出ています。

 

マスク、うがい手洗い、密な場所を避けるといったことがやはり基本になります。
自粛要請がなくとも、自主的な感染予防を行う必要がありますね。
ワクチンなどが使えるようになるまでは、共存という形になるのでしょうか?・・・大切なのは疾患とその治療法だけではありません。

感染対策のために歯科医院の中で行われていることについて、今回も具体的に詳しく説明していきます。

 

 

1)歯を削合する器具(ハンドピース)の患者さん毎の一回一回滅菌消毒

当院では開院の時より、ハンドピースの注油、清掃を行う器具を使用しています。

ハンドピースは構造上、回転が止まる場合に陰圧になり、多かれ少なかれ唾液、血液、水分の逆流が起こります。
現在は逆流する機構を改良し、かなり少なくなったと言われています。
ただ、それでも空気を使って回転させる以上、0にはなりません。
ですので、専用の器械にて注油しながら回転させ、中を洗浄します。

以前はスプレー缶を手に持ち、一本一本行っていました。
確実ではありましたが、時間もかかっていました。
現在の機材では4本同時に行うことができます。
時間を非常に節約できます。

そして、そのまま滅菌パックにいれて、小型のオートクレーブ(高圧滅菌器具)にいれて、滅菌を行います。

大型のオートクレーブももちろんありますが、小型のものを用いるのは時間を考慮してになります。
大型の器材ですと熱をたかめ、圧をかけるのに時間がかかってしまいます。

ハンドピースの本数は用意していますが、それでも患者さんごとの交換が必要なので、一日に何十回もこの操作を行っています。

 

2)換気の徹底
待合室、診療室の換気を徹底しています。
診療室はエアコン、換気扇は常に稼働しています。
だた、実際にはエアコンを使っていても換気にはほとんどつながらないそうです。
ですので、医院の窓を何箇所か開けて、空気の循環につなげています。

室温の管理が難しく、ご迷惑をおかけしているかもしれませんが、今後もご協力いただければと思います。