小児歯科とは①

こんにちは!
仙台市太白区大野田とみざわ駅前歯科、院長の相澤です。

 

新型コロナの影響で我々の日常も様変わりしています。
今までは会場に足を運んで受講していたセミナー、研修もオンラインで行うことがほとんどになりました。
ただ、実はその方が会場までの移動にかかる時間、労力は少なくすみます。
開催時間に自宅にいることがわかっていれば、今までよりも積極的に受講することもできます。
もちろん、実際に模型などを使って器具、技術を経験するセミナーはオンラインとはいきませんので、不自由さは感じます。
ただ、このような生活様式も当分主流になるのではと感じています。

 

さて、ここ最近ですが、東北大学歯学部の小児歯科の先生のオンラインセミナーを受講しています。
実際に小児歯科についての知識、技術は大学時代に学んでいます。
ただ、たくさんのトピックスを学び、驚くようなことが多いです。
自分が講義を受けて勉強した学生時代だったのはかれこれ20年近く前の話です。
その間に考え方、治療の方法も変化しますし、今までなかったような疾患も出てきます。

オンラインでセミナーを受けて感じたこと、小児歯科とは非常に奥が深いです。
小児は決して大人を小さくした存在ではないのです。

小児期にお口の中を見ることで見つかる生まれつきの全身疾患もあります。
歯科の中で、医科の先生と一番関わること、連携することが多い分野だと思います。
自分にも2人の子供がおり、毎日口の中を見ていますので、なおさらそれを感じます。

 

 

①歯の数の異常

生まれつきの歯の本数の異常は非常によく見かける疾患です。
過剰歯と先天性欠如があります。
実は乳歯の先天性欠如は非常にまれです。
それに対し、永久歯において一本でも生まれつき先天性欠如しているケースは、5人に一人いるとされています。(親知らずは除く)
それを、乳歯の時代、つまり幼児期のいつ判明するのか、という問題があります。

 

レントゲンを撮ることは簡単かもしれませんが、我々医療者はそれに見合う対価がある場合しかレントゲンを使いません。

 

ですので、お口の中を検診などで見た場合に、今後なんらかの異常、問題が起こりうると考えられた場合に保護者の方にレントゲン撮影を提案します。

 

歯が生まれつきないようだとわかっても慌てることはありません。
その部位によっては永久歯に生え変わった場合にも特に問題が起こらないこともあります。

 

逆にそのままにしておくと将来的に問題が起こりうる、わかっていればその時点でベストな解決方法を提案もできます。