小児歯科 乳歯の生え変わり

こんにちは。

この度、2月17日から院長に就任いたしました吉岡です。

初めてのブログ更新です。何を書けばいいのかとても悩みました。

以前に大学病院で小児歯科を専攻していましたので、最初のテーマを

乳歯の生え変わり』にしました。
春休みも近くなってきましたね。
お子さんの歯に関して、不安を抱く保護者さんはとても多く相談をいただきます。

まず、乳歯は全部で20本あります。稀に、歯の本数が足りない場合もあります。(永久歯では約1割、乳歯では0.2〜2.5%というデータもあり)
また、通常より歯が多い過剰歯というものもあったりします。
乳歯の生え変わりの順番は、A→B→D→C→E 、のようになります。
永久歯では、上顎で6→1→2→4→3→5→7、下顎で6.1→2→3→4→5→7となります。
多少、個人差はありますが、2歳半頃に最後の乳歯が生え始め、乳歯は6歳前後に下顎の前歯から抜けていきます。
生え変わりの時期に違和感や多少の痛みを感じて受診されるお子さんもいます。

最後の乳歯が抜け変わるのが、10歳前後となり、永久歯列となっていきます。

定期的にレントゲン写真を撮影することで、生え変わりの時期もおおよそ想定できます。
また、永久歯の本数も乳歯列の時期に確認することが出来ます。早めに歯の本数や位置を把握していくことは大事であり、歯の交換期に生えてこないなどの心配が軽減します。

永久歯がほっぺの方から生えてきたり、下の前歯が二重に生えてきた際は、残存している乳歯を抜いてあげることが必要になります。

抜かない場合、そのまま歯の生える方向に異常を与えたりします。

 

・歯の形態異常

①巨大歯

②矮小歯

③癒合歯

④歯内歯

⑤異常結節

矮小歯や癒合歯、結節などは、よく臨床現場でも歯の形態に異常です。

結節の作りによっては虫歯になりやすい形態をしていたりします。その場合は、シーラント処置を行ったりすることで虫歯予防が出来ます。

・代表的な噛み合わせ異常

①上顎前突

②反対咬合

③開咬

④交叉咬合

小児の虫歯だけでなく噛み合わせも定期的に観察していきます。

噛み合わせは経過を見ていく場合や矯正歯科への紹介も行っています。

歯並び、噛み合わせ、歯の形、お子さんの生え変わりが遅く、歯が抜けない、生えてこないなど不安なことがあれば、いつでもご相談ください。
これからも富沢の地域の皆様に安心して通っていただける歯科医院を目指していきますので、宜しくお願いします。