粘液のう胞?

こんにちは!仙台市太白区大野田、とみざわ駅前歯科、院長の相澤です。

あけましておめでとうございます。
2019年もとみざわ駅前歯科よろしくお願いします。

僕は年末年始の休み中に粘液のう胞の摘出術を受けました。

そこでせっかくですので今回の歯の豆知識は『粘液のう胞』とは?です。

口の粘膜を咬んだり、異物が刺さることなどにより、唾液が出てくる管が閉塞して唾液が貯まったり、唾液の出る管が破れて、唾液が漏れだしてその周囲を線維性の薄い組織が取り囲むことにより生じる嚢胞です。
下唇によく出ます。

舌で触るとポコッと丸く膨らんだ感触があります。
鏡で見ると中に透明の液が溜まったような膨らみです。

女性の方が出やすいようです。
小児の患者さんでも、唇を咬みやすかったり、咬む癖があったりすると見かけることもあります。

僕の場合、下唇に以前から出来て気になっていたのです。
以前は出たり収まったりしていましたが、だんだん食事中などに噛むことが多くなってしまい、いつの頃からか出っぱなしです。

ちょっと恥ずかしいのですが、写真だとこのような感じです。

色が赤黒く見えるのは、中に血がたまってしまっている状況だからです。

血管腫と呼ばれる状態かもしれません。

妻からの指摘で、今回の休暇を使って除去することにしました。

その治療方法ですが摘出を基本とします。
麻酔をして、切開を行います。
そして嚢胞を除去します。
その際に原因となっている唾液腺も同時に除去します。
しっかり除去しておかないと、再発が多いとされています。

大きく切った場合は縫う処置も必要になります。
今回はレーザーを使っての切開でしたので、縫う処置は必要ありませんでした。
手術といっても、もちろん日帰りですし、麻酔も抜歯するよりも少なく済むくらいでした。

痛み・腫れもほとんどないです。

もし、患者さんの中で、自分もそうかも?と気になった方はお気軽に相談して下さい。

ただ、久しぶりに治療を受けるとなると緊張しますね。

どのような処置かはわかっていますので怖いわけではありませんが。

患者さんがどのような気持ちで歯科医院に来ているのか、治療を受ける時の気持ちを思い出しました。
非常に大事な経験です。
学生時代は先輩であったり、あるいは友人の治療を受ける機会がありましたので、そういう気持ちにも敏感でしたが。

自身が治療を受けるのは7年ぶりくらいでした。

歯科の処置、ほとんどの処置は自分自身では出来ません。
歯石除去は当院のスタッフが積極的に(?)やりましょう!と提案してくれますので、ありがたくお願いしています。