はみがき

こんにちは。院長の吉岡です。
ところで、2月の満月は「スノームーン」と呼ばれ、今年は2月2日に見られるようです。満月といえば、昔から「満月の日は歯の痛みが強くなる」と言われることがありますね。科学的な根拠は明確ではありませんが、満月の時に感じる歯の痛みは、もしかすると歯からのSOSサインなのかもしれません。
そこで今回は、歯の健康を保つために毎日使う歯磨き粉の種類についてお話ししたいと思います。
毎日の歯みがきに欠かせない歯磨き粉ですが、ドラッグストアに行くと種類が多く、「どれを選べばいいのか分からない」と感じる方も多いのではないでしょうか。実は歯磨き粉にはそれぞれ役割や特徴があり、ご自身やご家族のお口の状態に合ったものを選ぶことが大切です。
まず、多くの歯磨き粉に含まれている成分がフッ素です。フッ素には歯の再石灰化を促し、歯質を強くする働きがあります。むし歯予防の基本となる成分で、特にむし歯になりやすいお子さまや、過去にむし歯治療の経験が多い方には欠かせません。年齢に応じたフッ素濃度を守って使用することがポイントです。
そしてl、歯周病予防タイプの歯磨き粉です。これらには、歯ぐきの炎症を抑える成分や殺菌成分が配合されています。歯ぐきが腫れやすい、出血しやすいと感じる方には適していますが、歯磨き粉だけで歯周病が治るわけではありません。正しいブラッシングと、定期的な歯科受診を併せて行うことが大切です。
知覚過敏用の歯磨き粉も多く見かけます。冷たいものや甘いものがしみる症状は、歯の表面が削れたり、歯ぐきが下がったりすることで起こります。知覚過敏用の歯磨き粉には、刺激の伝達を抑える成分が含まれており、継続して使うことで症状が和らぐ場合があります。ただし、強い痛みが続く場合は、別の原因が隠れていることもあるため注意が必要です。
また、ホワイトニングタイプの歯磨き粉は、歯の表面の着色汚れを落とすことを目的としています。コーヒーや紅茶、ワインなどによる着色が気になる方に向いていますが、研磨剤が多く含まれている場合、強く磨きすぎると歯を傷つけてしまうことがあります。力を入れすぎず、やさしく磨くことが大切です。
お子さま向けの歯磨き粉は、味や香りが工夫されており、歯みがきを習慣づける役割があります。泡立ちが少なく、うがいが上手にできない年齢でも使いやすいものが多いのが特徴です。年齢表示を確認し、適量を守って使用しましょう。
歯磨き粉は「たくさん使えば効果が高い」わけではありません。大切なのは、毎日の歯みがきを丁寧に行い、お口の状態に合った歯磨き粉を選ぶことです。
どれを選べばよいか迷ったときは、歯科医院でお気軽にご相談ください。患者さま一人ひとりに合ったケアをご提案いたします。