セラミック治療①

こんにちは!仙台市太白区大野田とみざわ駅前歯科、院長の相澤です。

前回の歯の豆知識で粘液のう胞についてお話しました。
僕自身が年明けに除去手術を受けました。

とてもスッキリしています。
あとは再発しないことを祈ります。
唇を咬んでしまう癖などが再発の原因になります。
再発の際はまた除去手術が必要になります。

 

さて、今回の歯の豆知識ですが、セラミック治療ということをテーマにします。

以前、金属アレルギーについてお話させてもらいました。
歯科治療で使う金属で引き起こされる可能性も考えなければなりません。

アレルギー全般に言えますが、引き起こされるときは突然なことも多いです。

今までなんともなかったのに・・・。
おかしいなと思って病院に行ってみたらアレルギーの症状であるとの診断。
そういうケースは多いです。

僕自身、杉アレルギー(花粉症)は30歳になってから引き起こされました。

ですので、今が大丈夫だからといって、自分は金属アレルギーではない!とは言い切れないのです。

アレルギーの原因を極力避ける、これが予防につながります。

さて、セラミックは金属を含まない材料です。
審美性を目的で選ばれることも多い材料です。
プラスチック系の材料に比べると天然歯に近い色調、艶があります。
吸水性がないので、変色の心配もありません。

今は被せ物(オールセラミッククラウン)だけでなく、奥歯の小さな虫歯の治療の詰め物(セラミックインレー)にも使われます。

オールセラミッククラウンは精密な機械で削り出すシステムが確立し、強度も高く、安心感があります。
金属を土台にしたセラミッククラウンに比べると実はコストの面でもおすすめしやすいものになっています。

かぶせ物よりも、実は詰め物タイプのほうが、治療を受ける機会は多いものです。
神経の残っている歯の治療では前歯はもちろんですが、奥歯の治療では小さなプラスチックを固めて治療をすることが非常に多いです。
ある程度の大きさの虫歯になると(特に歯と歯の間の虫歯が大きくなっている場合)、型採りをして詰める必要がでてくるのです。
そこで金属が必要になり、金属を使うのか?金属以外のセラミックを選ぶのか?ということになります。

ただセラミックインレーは強度が不足することもあり、咬む力の強い方には使えないこともあります。
以前に比べると強度は上がってきていますが、金属に比べると弱い部分はあります。

次回は、セラミックを用いた治療の実際について説明させていただきます。