あらためてインプラント治療①

こんにちは!仙台市太白区大野田、とみざわ駅前歯科、院長の相澤です。

 

おかげさまで『とみざわ駅前歯科』、この6月で開院して一周年を迎えました。
自分の実感として・・・本当に、あっという間でした。
たくさんの患者さんとお会いでき、自分の地元、大野田・富沢で診療を行うという非常に充実したものだったからかと思います。

当初、この地域では再開発が行われたので、自分の知っている町並みと大きく変わってしまい、戸惑うことも多かったです。
ちょっとずつ思い出しながらの毎日でした。
物心がつく位の歳まで住んでいたのは大野田で、当時の家の近くのお惣菜屋さんのことを思い出すこともあったり。

 

さて、今回の歯の豆知識ですが、『インプラント治療』について説明させていただきます。

 

テレビや雑誌などの一般のメディアでも名前を聞く機会も多くなりました。

治療の際に説明すると知っている方が多いことに驚きます。
自分がインプラント治療を手がけるようになった14年ほど前は、知らない方が多い時代でした。

 

その当時ですが・・・
下顎の場合は埋めてから3ヶ月で骨にくっつきます、成功率は97%ほどです。
上顎は6ヶ月待ちます、成功率はちょっと落ちて90%ほどです、と説明していました。
思い出すと懐かしいです。
当時はいかに確実にくっつけるのか、それが重要で、処置の際もそのことに目が行きがちでした。
研修会などでの内容もそのようなテーマがメインでした。

 

材料、技術の進歩は本当に日進月歩ですね。

 

今は・・・
インプラントは埋めてから早くて1ヶ月半、長くても4ヶ月ほどでくっつきます。
(当院では使ってはいませんが、早い製品だと1ヶ月で最終の被せ物まで入るものもあります。)
成功率は上下でほぼ差はなくなりました。98%を超えるくらいです。
各メーカーも毎年のように新しい製品(改良版)をアナウンスしています。
改良されるたびに、我々術者にとってはより使いやすくなり、治療を受ける患者さんとしては期間も短縮、安定性も向上しメリットを受けてもらえるものになります。

 

CT撮影が身近になっていることも普及の要因として大きいのではないでしょうか。
インプラントを埋める処置ができるのかどうか、通常のレントゲン撮影だけでなく、立体的に診断をすることが安全に安心の治療を受けてもらうことに繋がります。
神経、血管などの構造を把握し、無理なく確実にインプラント手術を行うには、必須といえると思います。

 

次回は、インプラントの普及について、続けて説明させていただきます。