あらためてインプラント治療②

こんにちは!仙台市太白区大野田、とみざわ駅前歯科、院長の相澤です。

 

僕自身がインプラント治療を手がけるようになってから、14年ほど経過しました。
歯学部を卒業し、免許を取得した時にはこの治療法に非常に興味を持っていました。
まずは、一般的な治療をしっかり身につけることに専念し、3年目から研修会などに参加し始めたのを思い出します。

 

この14年の間に、インプラント治療の普及はどんどん進んだ、つまり治療を受ける方が非常に増えた、という実感があります。

今回の『歯の豆知識』ですが、その背景について考えられることを述べてみます。

 

 

まず、メディアなどで良くも悪くも取り上げられることも増えましたので、認知度が上がったということは間違いないです。
芸能人の方で、公言されている方もいますね。

また、治療を受けて、その結果を実感し、知人に勧める方が増えたということもあると思います。
親子で治療を受けられている方もいます。

ブリッジや義歯(入れ歯)といった治療で、結果歯を駄目にしてしまった経験から次に治療を選択する場合はインプラントを選択しよう!という方もいると思います。

 

 

意外にも治療費は大きく変わっていません。
普及が進んだからと言って、はっきりと費用が安くなることはないのです。
むしろ機材関係は値上がりしています。

ただ、その機材関係の発展により、今までは治療の適用にならなかったケースも行えるようになりました。
これが、普及が進んだ一番の背景かもしれません。

インプラントは顎の骨がいかにしっかりしているのか(太い・硬い)で、治療を受けることができるのかどうかが決まります。

インプラント体の表面の形、材質が進歩し顎が痩せてしまっている場合にも行えるケースが増えました。
また、痩せた骨を補ってくれる骨の材料の進歩、普及もあります。

今までは最低でも10ミリの長さの物を埋めないと成功しないと思われていた部位でも、7ミリあれば大丈夫という研究の結果が出たりと。
たった3ミリ、されど3ミリです。

 

 

このように、材料、技術の進歩で治療法がよりよいものになり、それを患者さんに還元できます。

学会などにも所属していますので、新しい情報は入ってきます。
ただ、それは最低限のものです。

自分から研修会などに参加し、情報を吸収するという姿勢は大切です。
それはすべての診療に言えるもので、勉強を続ける姿勢が一生涯必要なのが、我々の仕事だと思います。