乳歯の虫歯と歯並びの関係

みなさんこんにちは。

仙台市太白区大野田にある、とみざわ駅前歯科、保育士の佐藤です!

厳しい暑さもなくなってきて、秋らしい季節になってきましたね。

秋は花粉症がひどく、冬が苦手なためなんだか寂しく感じます‥

 

さて、今回は

「乳歯が虫歯になっても、どうせ大人の歯が生えてくるんだから、気にしなくても大丈夫!!」そんな考え方をしてる方、いませんか?!それはとても危険です!!(*_*)

乳歯の虫歯を放置すると…

乳歯の虫歯は大人の虫歯と比べて進行が早いため、歯はどんどん小さくなります。歯が小さくなると、後の歯並びに影響してきます!!

難しい話は置いといて、ごく簡単に言いますと、歯は前に移動する性質を持っています。

歯を1本抜いたり、虫歯で小さくなったりすると、その後ろにある歯は、ジワジワと前に移動してしまうと考えてください。

そして、前に移動してしまうと、あとから永久歯が生えてくる場所がなくなり、大人の歯はガタガタになってしまいます。

乳歯の虫歯をさらに放っておくと…

虫歯が進行すると、歯の根の先に、膿(うみ)がたまることもあります。

膿がたまってしまうと、後からはえてくるはずの永久歯がはえなくなってしまったり、膿の場所を避けて、変な場所にはえてしまったりすることもあるんです∑(Д)

そして、歯が生えてくる時期は、歯茎が炎症を起こしやすくなっています。少しずつ歯の頭が出てくるときに、歯茎に汚れが溜まっていると、炎症の原因になります。炎症を起こしている歯茎に歯ブラシが当たると、痛みが出たり出血したりすることがあります。

痛みでさらに磨きにくくなり、虫歯の原因や炎症の悪化につながります!!

乳歯も大切にして、健康な歯ならびをめざしましょう

乳歯と永久歯は、全く別物ですが、その生えかわりには密接な関係があります!!

乳歯だからと軽視せず、しっかりと磨いて虫歯にならないようにしましょう(*^o^*)

また、もし虫歯ができてしまったら、できるだけ早く治療を受けましょう。虫歯の治療はお子さんにとってとても辛いもの💦

まずは予防目的で、定期検診を受けてみてはいかがでしょうか??

フッ素を塗ったり、シーラント(歯の溝に樹脂を埋め隙間をなくすことで歯を磨きやすくする治療)をしたり、痛くない治療を経験して、子どもの頃に歯科医院に慣れておく事はいいことだと思いますp(^_^)q

歯が生え始めたら、歯科医院でフッ素塗布ができますので、一番フッ素が取り込みやすい時期に定期的に通うということは重要なこととなります。