歯科医院の感染対策

こんにちは!
とみざわ駅前歯科 受付の小野です。

まだ暑さが続きますが、夜は少し涼しくなってきましたね!

さて、新型コロナウイルスが蔓延する中、「こんな時に歯医者に行っても大丈夫かな?」と心配のお声も耳にします。
歯医者は口の中を診るし・・・お気持ちはとてもよくわかります。
今回は歯科医院での感染対策についてお話したいと思います。

歯科医院では、日頃から感染対策を前提に診療を行っています。

・ドクターやスタッフのゴーグル・マスク着用
・座席やうがい台は患者さんごとにアルコールで消毒
・紙コップ、紙エプロン、グローブ(手袋)は患者さんごとに使い捨て
・診療器具は患者さんごとに消毒や滅菌

などが主な感染対策として挙げられます。
ここで「滅菌」について少し詳しくお話ししたいと思います。
「滅菌」とは・・・すべての細菌を死滅させることをいい、増殖性を持つあらゆる微生物(主に細菌類)を完全に殺滅、又は除去する状態を実現するための作用・操作のことをさします。

滅菌には様々な方法があり、滅菌する器具の性質によって滅菌方法を選択します。
一般的に歯科医院で使用される金属製器具の滅菌には、高圧蒸気滅菌という方法が推奨されています。
高圧蒸気滅菌とは、高い圧力の高温な蒸気によって細菌を滅菌する方法です。
当院には3台の滅菌器があり、器具のサイズや材質、所要時間などによって使い分けています。滅菌には長い場合で1時間程度かかりますが、主に歯を削るドリルのような器具(タービン)の滅菌に使用しているのが「STATIM900J」という滅菌器です。

「STATIM900J」は約5分で滅菌が完了する高圧蒸気滅菌器で、タービンなど台数が限られている器具の滅菌に使用します。短時間で滅菌ができる滅菌器を使うことで、患者さん一人ごとに滅菌を徹底して行うことができます。
またピンセットやミラーなど患者さん一人ごとにワンセットで使用する器具類は、外部の業者に滅菌を依頼し、パック包装で滅菌が完了したものを毎朝届けてもらっています。

また新型コロナウイルス対策として、患者さんにも来院時の検温とアルコール消毒をお願いしております。皆さまにはご面倒をおかけしますが、引き続き安心してご来院いただけるよう努めてまいります。

虫歯や歯周病を防ぐことでお口の健康が守られるのはもちろんですが、実は口腔内を衛生的に保つことでウイルスが体内に侵入するのを防ぐ効果もあることがわかっています。

ウイルスの感染は、主に鼻と口と目から起こります。手洗いやアルコール消毒を心がけていても、お口の中を清潔にすることを忘れていませんか?
こんな時こそ、お口の中を清潔に保ちウイルスに負けない体づくりをしていきましょう!!