セラミックはなぜ高い?

こんにちは、
とみざわ駅前歯科 受付の小野です。
最近は日に日に寒さが増して、身に染みるようになってきました。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
風邪をひかないように、あたたかくて栄養のあるものを食べて元気に過ごしましょう!

今回は「歯のセラミックは、なぜ高いのか?」についてお話ししたいと思います。

歯に詰め物や被せ物が必要なとき、セラミックと聞くと高価なイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。その理由について分かりやすく解説したいと思います。

理由①保険が効かないから

セラミックが高価だと感じる理由の一つとして、保険が効かない自費診療であるという点が挙げられます。
保険適用の治療では、患者さんの自己負担は治療にかかった費用のうち1〜3割です。そのため治療費が安く感じられますが、実際には保険適用の銀歯でも1万円以上の治療費がかかっていることが多いのです。
セラミックなどの自費診療は、治療にかかった費用を全て患者さん自身で負担することになるため治療費が高く感じられる傾向があります。

理由② 高価な材料を使うから

セラミックの型取りの際には、精度が高く変形しにくい高価な材料を使います。
本当はすべての治療に同じ材料を使いたいところですが、コストがオーバーしてしまうため保険診療では保険適用の比較的安価な材料を使います。

理由③セラミックの製作には高い技術が必要なため

セラミックの製作でコストがかかるのは、主に技術料です。
セラミックは安全性が高く劣化しにくい優れた歯科材料です。しかしもとは陶器の材料なので、破損しにくくするために患者さんの咬み合わせの特徴をしっかりと把握し慎重に形づくらなくてはなりません。そのため歯科医師は歯を削る際に大変神経を使いますし、より高い技術が求められます。

詰め物や被せ物を製作してくれる歯科技工士も、セラミックを扱うには保険診療とは異なる設備や技術が必要です。セラミックを歯の形に加工したり歯の色に着色したりするのには銀歯の製作と比較して相当な手間がかかります。また自費診療を受けられる患者さんの期待に応えるためには、高い技術を持った信頼のおける技工士さんへ製作を依頼しなくてはなりません。
そのため歯科医院が歯科技工士さんに支払う技工料も、保険診療の銀歯の場合と比較すると高くなってしまうのです。

セラミックが保険診療に比べて高価であることは確かですが、それだけ歯科医師や歯科技工士の高い技術が詰まったものなんですね!
時間と手間をかけて高精度に作られたセラミックは見た目が美しいだけでなく、隙間が生じにくいため虫歯の再発リスクが低く長持ちしやすいものです。
だからこそわたしたちは、自信を持ってセラミックをお勧めしています。
もちろん、保険診療にも治療費が安く済むというメリットがあります。
患者さんお一人お一人のご要望をしっかりと伺いますので、あなたにとって一番の治療法を一緒に考えていきます!
いつでもご相談ください(*^^*)