実は怖い、歯ぎしり・食いしばり

こんにちは!
受付の小野です。
寒い日が続きますみなさんいかがお過ごしでしょうか?
先週は仙台でも珍しく雪が積もりましたね❄️
私は20年以上仙台に住んでいるのですが、昔は今よりも雪が多くて校庭で雪だるまを作ったり雪合戦をしたな〜と懐かしくなりました☺️

寒いといつも以上に体がこわばって、私は食いしばりがひどくなってしまいます。

今回は「ブラキシズム」(歯ぎしりや食いしばり)についてお話したいと思います。

ブラキシズムという言葉、聞いたことはありますか?
ブラキシズムとは上下の歯を無意識に噛み合わせることを言います。
ブラキシズムには3種類あります。




1つ目は「グラインディング」といい、一般的にもよく知られる歯ぎしりのことです。ギリギリーっと音をたてて歯を横にこすり合わせるもので主に寝ている間に起こることが多く、力が強ければ強いほど歯がどんどん削れてしまいます。




2つ目は「タッピング」です。これは上と下の歯をカチカチと速く噛み合わせることをいいます。




3つ目は「クレンチング」です。上下の歯を無意識に食いしばることをいいます。運転中や仕事中など緊張したり集中したりする時に起こる事が多く上の2つに比べて音があまり出ないことが特徴です。

「ブラキシズム」は、噛み合わせの問題や精神的ストレスが大きな原因とされています。
ブラキシズムにより噛むことでかかる力は大きい方で70kg程度とも言われており、ブラキシズムが原因の症状として、過剰な噛む力により歯の根元が欠けたり歯の表面がすり減ったりすることで歯がしみやすくなる場合があります。
また歯が割れてしまったり噛む筋肉に痛みや違和感が出ることもあります。
さらに、噛む力により顎の骨に骨隆起と呼ばれる骨の盛り上がりが出てくる事があります。特に生活に問題がなければ様子を見ていくケースが多くなります。

ブラキシズムの治療では、マウスピースを作るという方法があります。上の歯か下の歯に柔らかいマウスピースを被せることで、ブラキシズムによる歯や顎の筋肉への負担を軽減します。睡眠時用のマウスピースであれば保険適用(自己負担3割)で4000円前後で作成する事ができます。
他にも原因となるストレスを日々の生活の中でなるべく軽減出来る様にリラックス出来る時間を取ることも大切です。
私もブラキシズムがあります。寝ている時なので自分では意識して治せないのが辛いところではありますが、私も寝るときはマウスピースをつけて寝ています。慣れるまでに時間がかかる方もいらっしゃいますが、慣れるといつも通りに眠れますし、何よりブラキシズムから歯を守るためには有効です!

無意識にしている場合が多いブラキシズムですが、もしや自分もかな?と思ったらぜひご相談ください!