こんにちは、衛生士の富岡です🍁
11月はいきなり寒くなったり、少し暖かくなったりで風邪を引きやすい時期になりましたね😅口から感染することが多いので、手洗いうがいはもちろん、お口の中をより清潔にするように歯磨きも丁寧にしましょう🪥
今回はブラキシズムについてお話しします。
ブラキシズムとは歯ぎしりと咬みしめのことです。
歯ぎしりとは睡眠中に行うものですので、自覚することが少なく周囲の人に知らされて、初めて気付くことがほとんどです。
咬みしめは、日中・夜間に関わらず、無意識のうちに歯を食いしばってしまうことを言います。
ブラキシズムで、歯や骨にかかる力は強い人で70kgを超えるといわれています。
そのために気付かない間に歯や骨に大きな負担がかかっているのです。
🦷ブラキシズムが続いたことにより起こる症状
歯のすり減り、歯が割れる、あごのズレ、歯がしみる(知覚過載)、歯周病の進行、頭痛・肩こり、骨隆起、冠や詰めものがはずれる、口のまわりの筋肉の痛み、顎関節症・・・など。
🦷歯科医院で行うブラキシズムへの対応
・ナイトガードの作製(毎晩マウスピースを歯にはめて寝る)
・咬み合わせの調整をする(必要に応じて歯列矯正)
・歯周病の悪化を防ぐために、プラークコントロールやクリーニングを行う
・しっかり咬めるように、虫歯など歯の治療をきちんとしておく
🦷家庭で行うブラキシズムの対応
◎日常生活で気を付けること
・咬み合わせていることに気付いたらすぐに離す
・重い物を運んだり、激しい運動をする時は特に注意する(スポーツをする時はスポーツマウス
ガードの作製をお勧めします)
・唇や類、顎など口のまわりの力を抜く
・ストレスをためない
・肘をついて頬杖をつくことはできるだけ避ける
◎ 就寝時に注意すること
・布団の中へは、極力悩みごとは持っていかず、リラックスして休む
・高い枕はみしめやすくなるので避ける
・裏る時の体勢に気を付ける(横向きはあごに力が入りやすい)
◎食事の時の注意
・左右均等に少しずつ噛み砕くようにする
・梅干しの種やビーフジャーキーなど極端に硬いものは、毎日のように食べるのは避けるようにする
先日、食いしばりがすごくて夜中に目が覚めて顎がとても痛くて眠れなかったことがあります。今まで体験したことがなかったので、患者さんの気持ちがようやく分かりました。寝ている間は無意識なので、やはり備えは必要だなと改めて実感しました。
みなさんも一度ご自身でブラキシズムがないか確認してみてください。当院では口腔内をみて確認し、撮影したお口の写真やレントゲンをご覧いただきながら詳しく説明もしています。安心して受診してください😄