こんにちは!仙台市太白区大野田の「とみざわ駅前歯科」サポーターの西田です😃
梅雨の足音が近づいてきている今日この頃ですが、健口にお過ごしでしょうか? 現在、歯科治療を受けている西田は、良くなったあとの未来を想像しながらがんばっておりまっす♫
さて、以前このブログの中で「歯科医師」「歯科衛生士」のおしごと内容についてご紹介しました!
今回は
「歯科技工士」
なんとなく言葉は聞いたことがあるでしょうか?! 私自身、この職業への憧れ、尊敬の思いがあります。
歯科技工士は、全国に約60校ある歯科技工士教育機関(2年制・3年制の専門学校や、4年制の大学、2年制の短大)に入学し、2年以上学んで必要な知識と技能を習得し、歯科技工士国家試験に合格することが必要です。
国家資格なんです⭐️
補綴治療を受けられたことのある方は、(知らない間に)歯科技工士による正確で緻密な職人技のお世話になっています。
補綴(ほてつ)治療・・・見た目やかみ合わせをクラウンや入れ歯など人工の歯で補う治療法
「今日は、型取りをしますね〜 次回、被せ物が入りますよ〜」と言われ、1週間ほどの期間をあけて、銀歯をセットした経験はありませんか? 入れ歯を作るときも同じですね。
型取り(印象採得と言います)をした後、石膏で模型を作成し、歯科技工士さんへこの模型を送ります。歯科技工士に送られた石膏模型(や噛み合わせの位置を把握する材料なども)を元に、まさに職人技とも言える緻密で根気のいる作業の繰り返しによって1つの補綴物が出来上がります。
1本の歯の部分的な補綴物などは、1センチに満たない小さなものもあり、精密な手作業が必要です。歯科技工所は、火を使ったり、機械を使ったり、様々な道具であふれています。
高度な精密技工技術はもちろん、異なる歯の色や形を把握する繊細な審美感覚が求められ、歯科技工士の技術レベルによってその治療結果は変わると言っても過言ではないでしょう。
現場の診療室で歯科医師が最高の技術を提供し、正確な印象採得と気泡のない混水比バッチリの石膏模型を歯科技工士さんに送り、歯科技工士がひとつの宝石(わたしは、補綴物を宝石だと思っています)を作り上げ、患者さんの元へ届ける一連の
「技術と心のリレー」によって、患者さんの咀嚼機能、審美などは回復されるのです!
しかしながら、私がいつも思うのは・・
診療室では、補綴物の入った患者さんから 「わ〜すごく綺麗!違和感もないし、やっと歯が入って嬉しいです!」などお喜びの声をいただくことがあります。
でも、その場にいない歯科技工士には、患者さんの喜びの生の声を聞かせてあげることができません。それでも、毎日、毎日、デスクに向き合い、コツコツと根気強く心を込めてひとつの宝石を作り上げています。
自分の仕事に誇りを持ち、自信を持って患者さんに宝石を贈ります。