CAMBRA〜受講前の予習編PART5〜『う蝕リスク因子の詳細編』

こんにちは✌️仙台市太白区大野田にある「とみざわ駅前歯科」サポーターの西田です😁

 

6月〜 梅雨〜☂️ お肌潤う季節ですね
仙台市内の学校はやっとスタートですね お家で過ごす時間の長かった期間、問題視されているのは、「子どもの虫歯」なんです💦

生活のリズムが崩れてしまった子や、食生活においても、いつも以上にジュースやお菓子を自由に食べれる環境の子どもは、虫歯発生リスクが高まってしまいます。

大人も、アルコールの量が増えて、お家だからそのまま(歯ブラシをしないで)眠ってしまったり・・

お出かけしないから、と歯ブラシを怠るようになったり・・

 

思い当たる方はいらっしゃいませんか??

 

生活のリズムを整え、食生活を見直す機会になると良いですね(^_^)

 

 

さて、今回は勝手にシリーズでお伝えしているCAMBRA〜受講前の予習〜『リスク因子について』

CAMBRAとは、CAries Management By Risk Assessment :リスク評価に基づくう蝕管理のことで、アメリカで主流となっている考え方です。

3月にアメリカに行き、このCAMBRAについてセミナー受講を予定しておりましたが、コロナウイルス感染拡大の影響で延期になっているため、予習を進め学びを深めていきたいと思っております✌️

 

リスク=将来のいずれかの時において、何か悪い事象が起こる可能性(Wikipediaより)

う蝕(虫歯)のリスク因子にはどのようなものがあるでしょうか?

 

これまでにお伝えした「プラークの質や量」「ドライマウスと唾液」「飲食と間食」の他に・・

「口腔内の装置」「口腔衛生上の懸念材料」があります。

 

『口腔内装置』とは?

矯正治療用のブラケットやリテーナー

スポーツ用のマウスガード、ナイトガード、

睡眠時無呼吸症候群防止用の装置

ホワイトニングトレー、部分入れ歯などがあります。

 

*装置により口腔内を清潔に保つことが困難な場所が生じるため、う蝕病原性細菌やプラーク、食べかすなどが溜まりやすい

*装置があることで、唾液が届きにくい場所ができてしまう

 

こういった理由で、リスク因子となりうるのです。元々リスク因子を持っている方が、高いう蝕リスクである口腔内装置を装着する場合は、pH中和剤・キシリトール・再石灰化促進剤・フッ化物応用など様々な対策を講じる必要が出てきます。(場合によっては、状態が安定するまで装置を装着する治療自体を延期する必要も出てくるかもしれません)

特に、洗口剤は液体で、口腔内のすみずみにまで行き渡らせることができますので、有効です🌟

 

『その他の口腔衛生上の懸念』とは?

喫煙

胃酸の逆流

糖尿病

過食症

頭頸部放射線療法

シェーグレン症候群

マリファナ・コカイン等の薬物の使用

など多くがあります。

 

 

リスク因子を特定し、その方にあった適切な対応をとることがCAMBRAの重要なポイントと言えます😃

 

 

さて、次回は・・・「う蝕の防御因子について」をお伝えします!これまで、リスクばっかりお伝えして来ましたが、「じゃーどうすれば良いのか?」という防御・対策編をお伝えしていきます♪

 

今回も『BALANCE患者と歯科医師のためのう蝕管理ガイド』を参考にさせていただきました。