虫歯予防🪥

こんにちは!衛生士の富岡です⛄️
仙台も雪が積もりましたね。
寒い中、歯科医院に来ていただいてありがとうございます😊医院内では空気が乾燥しないよう加湿器をつけています。また暖房をつけていますが、足元が寒い際はブランケットの貸し出しもしてますので、遠慮せずにご利用ください🙇‍♀️

さて、今回は虫歯についてお話しします。
虫歯を予防するには、「歯質の強化」「虫歯の原因菌を少なくする」「細菌の活動を抑える」この3つが重要です。

まず歯質の強化です。
・元々の歯の形態(汚れが残りやすい歯の表面の形態)に注意が必要です。
・フッ素塗布での歯質の強化。萌出直後の歯は弱く脱灰しやすいため、プロフェッショナルケアとセルフケアでのフッ化物応用が大切です。
・複雑な歯並びでは歯磨きが行き届かなく、汚れが停滞しやすいため、脱灰しやすいです。
・唾液には緩衝作用、洗浄作用、再石灰化作用などの抗う蝕作用があり、唾液の分泌量が虫歯のリスクに関係します。

次は虫歯の原因菌を少なくすることです。
・ミュータンス菌
虫歯の原因となる菌の中で特に重要視されています。ショ糖、ブドウ糖、果糖などから非常に強い酸を産生します。ショ糖から歯面に付着する力が強い不溶性のグルカンを合成します。
・ラクトバチラス菌
この菌は糖分の多い食品を好みます。またこの菌は歯面に定着する力が弱いため、凹凸部分や隙間などに停滞します。強い酸産生があり、虫歯の拡大に関与します。

最後に細菌の活動を抑えることについてです。
・発酵性糖質(ショ糖、ブドウ糖、果糖)は虫歯の原因菌の酸産生の材料になるため、お菓子屋ジュースのダラダラ食いを控えることが大切です。
・糖アルコール(キシリトール、ソルビトール、エリスリトール)は非発酵性糖質で酸産生の材料にならず低カロリーのため、虫歯のリスクは低くなります。
・食事以外でのお菓子のちょこちょこ食いで摂取回数を増やさない。

これらの3つに加えて「時間」もとて大切です。先ほどもお話しした「ダラダラ食い」「ちょこちょこ食べ」をしていると、お口の中が酸性に傾き、脱灰の時間が長くなってしまいます。そのため、食べる時間にも注意しましょう。

虫歯を予防するためには、「歯磨きだけ頑張る」「おやつを控える」だけでは虫歯のリスクは低くなりません。様々な角度から満遍なく対策することでリスクは低くなります。食後の歯磨き、間食の摂取方法、定期検診での虫歯の早期発見、メインテナンスによるバイオフィルムの除去・歯磨き指導など対策は様々あります。
まずは1つ行ってみましょう🪥