乳歯が生える時期

こんにちは。歯科衛生士の水野です。

暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

長かった楽しい夏休み(親にとっては大変な夏休み🤣)も、過ぎてしまえばあっという間の1ヶ月でした。

我が家の2泊3日のキャンプでは、宣言通り、子供たちが作ってみたい料理をそれぞれ作り、楽しい3日間になったようです🏕それに、息子2人は初めてカエルを触ることができて自信に満ち溢れた表情になっていました🤣

 

さて今回は、歯が生える時期についてお話しさせていただきます。

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下の歯ぐきから、ちょこんとのぞいた小さな白い歯。1本、2本と可愛らしい歯が生えてくるのを目の当たりにするのは、赤ちゃんの成長を実感でき、親御さんにとっては嬉しい経験かとおもいます。

歯が生え始める時期や最初に生えてくる歯もそれぞれで、赤ちゃんによって個人差があります。

一般的に生え始める時期は、生後6ヶ月〜9ヶ月頃といわれています。まずは下の前歯2本が生えてきて、次に上の前歯2本が生えてきます。歯が生える頃には、歯ぐきがむず痒くなりヨダレが増えたり機嫌が悪くなったりします。

乳歯は全部で20本です。

 

一般的には図のような順番で生えてきますが、順番が前後することも多いです。育児書や本に出ている乳歯の生える時期、順番は平均的なものですので、周りの子より多少遅かったり、生える順番が違うからといって不安になる必要はありません。

 

そして歯並び。

子どもの歯は大人の歯と比べて、大きさや形、生えてくる本数も違っています。そのため、乳歯列の時期は歯並びがとても悪く見えることが多々あります。

具体的には、歯と歯の間が大きく開いているように見えます。いわゆる「すきっ歯」と呼ばれるような症状が、前歯だけでなく歯列全体で見られることもあります。

一見すると、歯並びがとても悪いように見えますが心配はいりません。なぜなら子どもの歯は、大人の歯が生えてくることを見越してスペースを確保しているためです。もしも、20本の乳歯が隙間なく、歯列に収まっていたら、次に生えてくる28本の永久歯が収まりきりません。ですから、乳歯の段階での歯と歯の隙間については、多くの場合心配はいりません。
上唇小帯の位置異常による正中離開(すきっ歯)ですと、形成手術などを行えば改善できますので、なるべく早い時期で永久歯が生え揃う前に行うのが良いでしょう。

お子さんの歯のことで心配やご相談がある場合は、お気軽に歯科医院でご相談下さい。