神経を抜いたら・・・

こんにちわ🥰
事務局の白根です!!

3月も終わりに近づき
いよいよ新卒さんたちが入社してくるということでばたばたな毎日を過ごしています✨
医療法人社団青葉会ではあらたに12名の新卒さんたちの入会を予定しています🥰
いまから一緒に働けるのが楽しみです🥰

さて、今回は『神経をとったあと』のお話です。

ちょっと前に神経をとって歯の神経がはいっていたお部屋のお掃除(根管治療)中

なのですが、

先日、定期健診(歯の歯石取りや歯周ポケット測定)にいったときに

衛生士さんに

『より歯を大事にしないとですね』と言われて

(・・?となりました。

神経とったら歯は死んだ状態だからどうでもいいのでは(・・?

と思いました。

そこで今回は

神経をとったあとの歯のお話をしていきます!

①弱くなる

歯の歯髄の中には神経だけではなく、血管もあります。

血管の血流にのって歯に栄養が運ばれます。

栄養満点の歯は多少力が加わっても簡単には折れたり、割れたりしません。

しかし、神経を抜いた歯は、栄養が運ばれてこないため簡単に折れたり、割れたりします。

②歯根破折が起こりやすい

神経を抜いた歯はメタルコアという土台を歯根の中に差し込み、その上に差し歯を被せます。

土台の部分に過度な力が加わることで歯の根っこのほうが真っ二つに割れてしまうことがあります。

歯根破折が起きた場合、基本的には抜歯になります。

③歯根嚢胞ができやすい

歯根嚢胞は神経を取った歯や神経が死んだ歯に起こります。

神経まで虫歯が進行し、神経をとった歯は、根の内部(神経のはいっていたお部屋)を綺麗にする根幹治療を行い、

最後に細菌の侵入を防ぐために薬を詰めてぴったりと密閉します。

しかし、細菌が残ったまま根充(フタ)をすると、そこで細菌が繁殖し、やがて根の先へ押し出されて膿の袋を作ります。

また事故などのアクシデントにより歯を折ってしまうことで神経が出てしまい、

根管治療を行ったが残念ながら神経が死んでしまった場合も、

そこから細菌が入り込んで根の先に膿が溜まることがあります。

レントゲンをとると黒い袋のような病巣がうつります。

初期症状はあまりないことが多く、

症状がすすむと膿がでてきたり、鈍い痛みを感じることがあります。

もう一度根管治療をしたり、切開して膿をだす必要があります。

最悪の場合、抜歯になることもあります。

神経を抜いた歯はほかの歯よりも弱いため

しっかりとケアをする必要があります🥰