災害時のオーラルケア🪥🫧

みなさん、こんにちは!
とみざわ駅前歯科、歯科衛生士の育村です🍎

今年の3月に、大きな地震があり、半年が経ちますが、
東日本大震災から10年の節目の年に、また不安を感じている方も多いと思います。
災害は、“いつ起こるか予測がつかない”という点が、不安を煽る要因でもありますね😥

大震災が起きた頃は、電気も水道も止まってしまっていたため、医療機関も滞りを見せていました。
そして、歯科に関しても、治療だけでなく、毎日の当たり前に行えていた歯磨きでさえ、ままならない状況でもありましたね。
ですので、普段から災害に備えておく必要があります。
万が一、災害が起こったとき、お口の健康面に関しては、何ができるのでしょうか?💭

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🪥歯ブラシがなかったら?
・食後に、少量のお水やお茶でお口を濯ぐ
・ハンカチやティッシュなどで、歯の汚れを拭って落とす

🪥お水が少ないときは?
・少しのお水を用意し、ブラシを濡らしてから磨く
・歯ブラシは汚れたら、布やティッシュ拭いてから、歯磨きを再開する
・洗口液などがあれ水の代わりにうがいで使用する

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また、災害時に起こりうるトラブルについてです📣

①お口の中に細菌が多くなると、菌が間違って肺に入ってしまうと、肺炎(俗にいう、誤嚥性肺炎)になる可能性があります。
➡︎歯磨きが困難な時は、上記の対処法を参考にしてみてください!
➡︎入れ歯が汚れていても、肺炎のリスクにつながりますので、できる範囲で綺麗に保ちましょう!
②水分補給が不十分で、お口が乾燥すると、むし歯の原因菌が活発になります。
➡︎唾液は、汚れを洗い流してくれる作用(自浄作用)がありますので、唾液腺と呼ばれる部分を刺激して、唾液の分泌を促しましょう!
◎唾液腺にあたる、顎の下、耳の下、頬のあたりを、指先や手のひらで優しく押したりして、刺激します。

備えあれば憂いなし❕いざという時のために、正しい知識をつけておきましょう✍️

😙おまけ

歯科医師の方々は、災害の時に大活躍してくれています!それが、「警察歯科医」です👮
災害などで、身元不明のご遺体が発見されたとき、今までの歯科受診歴(レントゲン写真、治療歴など)と照らし合わせながら、本人確認をする「歯牙鑑定」を行っています🚨歯は、体の中でも1番硬く、高温にも耐性があるため最後まで残りますので、とても信憑性が高く、大きな手がかりになるのです🦷💡