気をつけていても虫歯になるのはなんで?

こんにちは。
とみざわ駅前歯科 受付の小野です。
あっという間に11月も終わりですね。
先日は雪がちらついていました。もうすぐ本格的な冬がやってきますね☃️

さて今回は、虫歯のなりやすさについてお話したいと思います。

ちゃんと磨いているのに何故か虫歯になりやすい人、あんまり磨いていないのに滅多に虫歯にならない人。
これらは何の差なのでしょうか?!

これは1歳半から3歳くらいまでの間にどれだけ虫歯菌を周囲からもらったかが関係しています。生まれたばかりの赤ちゃんは、お口の中に虫歯菌を持っていません。生まれて歯が生えてきてから3歳くらいまでの間に、お口の中に住み着く細菌の種類が決まってしまうと言われており、その後は新しい細菌が入ってきても先に定着している細菌によって定着しにくくなるんです。
赤ちゃんの時に周囲からもらう細菌が少なければ大人になっても虫歯になりにくく、反対に細菌量が多いと大人になっても歯ブラシを一生懸命にしてメンテナンスにしっかり通っても虫歯になりやすいということになってしまいます。
では、どうやって赤ちゃんは周囲から細菌をもらうのでしょうか?

細菌の主な感染源は、家族です。同じスプーンを使ったりスキンシップをしたりすることで唾液を介して細菌が赤ちゃんのお口の中に入ります。昔だとおじちゃんおばあちゃんが食べ物を噛み砕いて柔らかくしてから赤ちゃんにあげるという光景も珍しくありませんでしたが、これは細菌をあげてしまう行為になってしまいます。
しかし!スキンシップがいけないという訳ではないのです!スキンシップは赤ちゃんと家族にとって大事なもの。スキンシップを控えるのではなく、赤ちゃんの周りの方々のお口の中の細菌を減らすことが大事です。

1歳半から3歳までのお子さんがいらっしゃるご家族のみなさんは、なるべく虫歯や歯周病があればしっかり治療をし、メンテナンスを受けましょう。
家族のお口の中の細菌が少なければ赤ちゃんに移行する細菌量も減らすことが出来ます!

また、体質が皆さん違うようにお口の中の状態も人それぞれ。唾液の量や歯の組成、歯の強さも個人差があります。唾液は殺菌作用や食事後の酸性に傾いた口腔内を中性に戻して歯が溶けないようにする効果、細菌を洗い流してくれる効果があります。
唾液が少ない、ねばっこいという場合には水分補給をこまめにしたりよく噛んで食べるといいと言われています。
他にも噛み合わせや歯並びも虫歯になりやすさには関係していると言われています。

しかし!絶対に虫歯にならない人はいないのも事実。虫歯になりやすいから仕方ない、虫歯にならないから大丈夫と思わず、日頃の歯ブラシ、定期的なメンテナンスが歯を長持ちさせる秘訣です。

虫歯になりやすいなと感じていらっしゃる方、今からでもできることがあります。とみざわ駅前歯科ではお一人お一人に合わせたセルフケアのご提案や定期メンテナンスを行っております。ぜひご相談ください(*^_^*)