口呼吸

こんにちわ。
吉岡です。
仙台は寒いですね。
2月は雪も少し降りましたね。
それでも一回しかまだ雪かきしてないです。⛄️

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よし,今日は口呼吸です。
最近,歯科的には嚥下,構音,など口腔周囲の口腔機能に関してがトピックです。
その中でも口呼吸に関してお話しします。

まず、口呼吸とは、鼻での呼吸の代わりに口で習慣的に呼吸を行うことです。
口呼吸が主体になると、他に問題を生じてくることもあります。

・歯周病、虫歯のリスクの増大
唾液の自浄作用が低下して、プラークの形成が促進されます。それによって、歯周病、虫歯という代表的な疾患になりやすいです。

・顔の形態や歯並び
上顎前突傾向、いわゆる出っ歯と言われるものになる可能性もあります。

原因〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
原因としては、鼻づまり(鼻閉塞)、唇を閉じていない(口唇閉鎖不全)が挙げられます。
それらの原因を特定することが大事です。
口唇閉鎖不全に関しては、近年増加傾向という報告もあります。
また、口唇閉鎖不全は、子供の頃にトレーニングをすることも非常に重要になります。

治療〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・鼻づまり(鼻閉塞)に関しては、アレルギーや副鼻腔炎など代表的な疾患が原因になりませので、耳鼻科に受診してもらうことで対応します。

・歯並びの改善
上顎前突傾向や叢生(歯並びがガタガタしている状態)によって、口唇閉鎖不全を起こしている場合は、歯列矯正を行います。

・口唇閉鎖不全の改善
睡眠時の口唇閉鎖不全に対しては、サージカルテープというものを口唇に貼って、補助したりします。無意識に取り外してしまうこともありますが、慣れていきます。
・口を閉じる練習、訓練
歯並び、鼻づまりなどなく、習慣的に口呼吸を行っている場合は、口を閉じるように指導し、練習していきます。口唇周囲の筋肉が弱い可能性が高いため、筋力トレーニングを行います。
当院にもリップルトレーナーというものがありますので、筋力を数値にして診断ができます。

国の方針としても、口腔機能に関しては強化していく方向にあります。
ご飯が食べれなければ、長生き出来ませんからね!
かかりつけ歯科医院でも相談してみてください。

まだ、口腔機能には色々ありますので、これから話していければと思います。