こんにちは😃とみざわ駅前歯科サポーターの西田です!
梅雨の前の心地よい季節
この時期が大好きです。
今年の夏は暑いという予報が出ていましたね💦 熱中症もこわいですから徐々に身体を慣らしていきたいものです。
さて、今回のテーマは『糖尿病と歯周病』についてです。
糖尿病と歯周病って関係あるの??と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが・・
実は、とっても関係があります!!
糖尿病の3大慢性合併症として
「神経障害」
「網膜症」
「腎症」
が有名ですが、『併存疾患』として
骨病変や認知症、癌と共に「歯周病」が位置付けられています。
疫学調査の結果では、2型糖尿病患者では非糖尿病患者に比べて歯周病の新規発症率が2.6倍高いことが報告されています。
糖尿病が歯周病に対する危険因子であることは明らかになっています。
また、歯周治療によって慢性炎症が改善すると、インスリン抵抗性の軽減により血糖値は改善するという報告も多くあります。
「歯周病が及ぼす糖尿病への影響」
歯周病を有すると生体にとっては持続的な抗原刺激となり、インスリン抵抗性を少しずつ亢進させ、血糖を上昇させます。
直接血管内に流れ込んだ歯周病菌は脳動脈や冠動脈などのアテローム性プラークの形成にも関与します。
「糖尿病が及ぼす歯周病への影響」
持続的な高血糖は、歯周組織の細小血管への血流も低下させて歯周組織の障害を引き起こします。
歯周組織の修復は高血糖により遅延する。免疫機能の低下が歯周病菌の増殖に影響します。
また糖尿病性自律神経障害が発症すると唾液分泌が低下し、口腔乾燥を招き、口腔内の自浄作用が低下して歯周病菌の
増殖を引き起こすのです。
歯周病が進行することで・・
*咀嚼機能を低下させる
*味覚障害が起こる
*嚥下機能の低下
*低栄養
これらが糖尿病を悪化させる要因にもなるので、悪循環に陥ります。
歯周病治療の継続が、糖尿病の改善にもつながる!!
健康な口腔内で食事療法をスムーズに😊
ATTENTION
糖尿病の方が歯科治療を受ける際の注意!
☆低血糖を引き起こす可能性のある糖尿病治療薬を飲まれている方は、治療前にぜひ血糖値測定をされることをお勧めします。
☆食事のタイミング、予約時間に気を付けましょう。長い待ち時間になることを避けて予約診療をおすすめします。
☆観血処置の必要がある際は、主治医の先生に相談させていただく可能性がございます。
☆神経障害のある方には、痛みの自覚症状が感じづらい方もいらっしゃいます。炎症が重症化しやすいため注意が必要です。
糖尿病をお持ちの方は歯科受診を積極的に!
状況に合った定期的な検診、歯周治療が大切です✨